汎用データの受入

指定した形式と合致する仕訳、前準備の各マスター、予算の汎用データを受け入れます。

汎用データの各項目を『PCA 社会福祉法人会計シリーズ』のどの項目に割り当てるか受入時に指定することができますので、項目の有無（一部必須項目あり）や順番について多様なデータの受入が可能です。

「受入パターン」として、項目の設定を保存することができます。

ヒントと注意事項

以下は仕訳、マスター、予算の汎用データを受け入れる場合の内容です。

  1. 操作を実行するユーザーに対して、入力ロック科目、事業区分/サービス区分が存在する場合は、受け入れを実行できません。

  2. 以下のとおり汎用データ受入中は、一部マスタの登録が制限されます。

    • 当初予算、補正予算、予算流用、次年度予算の汎用データ受入中は、「予算入力」で予算を登録できません。

    • 科目関連情報（評価勘定科目設定、資金収支科目設定）の汎用データ受入中は、「前準備」－「科目の登録」で勘定科目、補助科目が登録できません。

    • 期首残高の汎用データを受入中は、「前準備」－「期首残高の登録」で残高を登録できません。

    • 過年度実績の汎用データを受入中は、「前準備」－「過年度実績の登録」で過年度実績を登録できません。

    • 配賦仮科目の汎用データ受入中は、「前準備」－「配賦パターンの登録」で配賦仮科目を登録できません。

    • 当初予算、補正予算、予算流用、次年度予算の汎用データ受入中は、「予算入力」で予算を登録できません。

  3. セキュリティ設定は、処理起動時点の内容が有効になります。処理を起動中に、セキュリティ設定を変更してその内容を反映させたい場合は、本処理を一度終了してから起動し直してください。

  4. 以下のいずれかの条件に該当する場合、データを受け入れることができません。

    • 不正な項目が存在する

    • それぞれのマスターに対して、重複コードが存在する

    • 処理をするユーザーに対して、入力・参照ロックが設定されている勘定科目、事業区分/サービス区分が汎用データに存在する

  5. 「前準備」－「法人基本情報の登録」－「基本情報」タブの「サービス管理」が「管理しない」に設定されている場合は、サービス区分を受け入れるデータとして選択することはできません。

以下は仕訳の汎用データを受け入れる場合の内容です。

  1. 登録されていない補助科目・中科目・小科目が含まれるデータは受け入れできません。仕訳データの受入前に、勘定科目、補助科目の受け入れを行ってください。

  2. 伝票中に受入不可能な仕訳が存在する場合、該当行の仕訳だけでなく、該当行を含む伝票単位で受入ができません。

  3. 1伝票に999（経理規程伝票の場合は6）を超える仕訳がある場合、分割して（複数の伝票として）受け入れます。ただし、取引合計入力、直接配賦入力、一括配賦入力で入力されたデータについては、分割されません。

  4. 「前準備」－「法人基本情報の登録」－「基本情報」タブで、「サービス管理」を「貸借対照表以外」に設定している場合、受け入れる汎用データの貸借対照表科目に「共通サービス区分」が自動設定されます。

  5. 汎用データ内で同一伝票かどうかの判定は、以下のように行います。

    • 直前のデータ行と事業コード、伝票日付、伝票番号、仕訳区分、入力プログラム区分を比較し、1つでも異なる項目が存在する場合、別伝票として扱います。

    • 入力プログラム区分が「3：現金出納帳入力」「4：預金通帳入力」の場合、常に別伝票とします。

    • 入力プログラム区分が「7：取引合計入力」の場合、「税抜で出力された場合の消費税行」は同一伝票として扱います。「税抜で出力された場合の消費税行」については、「摘要」「数字1・2」「備考1・2」が空欄、「借方勘定科目」または「貸方勘定科目」が一方には「仮受消費税」または「仮払消費税」が設定されて、他方には「仮受消費税」または「仮払消費税」または空欄が設定されている行となります。また、主科目が指定されている貸借の「サービス区分」が異なる場合は、別伝票として扱います。明細数の制限はありません。

    • 入力プログラム区分が「16：直接配賦入力」「17：一括配賦入力」の場合、「一括で登録する複数の伝票」が直前の汎用データ行と1つでも異なる項目がある場合、別伝票として扱います。明細数の制限はありません。

    • 入力プログラム区分が「14：経理規程伝票入力」の場合、「税抜で出力された場合の消費税行」は同一伝票として扱います。「税抜で出力された場合の消費税行」については、「摘要」「数字1・2」「備考1・2」が空欄、「借方勘定科目」または「貸方勘定科目」が一方には「仮受消費税」または「仮払消費税」が設定されて、他方には「仮受消費税」または「仮払消費税」または空欄が設定されている行となります。

    • 「データ形式」が「スペース桁合わせ」の場合を除いて、伝票日付の先頭に“＊”（半角アスタリスク）が付いていると、その仕訳から別伝票として扱います。

  6. 「ファイルの種類」で「社会福祉法人会計V.5形式」を選択した場合、伝票は「1：コクヨ式」で受け入れます。

  7. 入力プログラム区分が「15：簡単配賦入力」の場合は、入力プログラム区分は「1：コクヨ式」として受け入れます。

  8. PSS会員以外で受け入れる場合、入力プログラム区分が「19：取引明細受入」の場合は入力プログラム区分は、「1：コクヨ式」として受け入れます。

  9. 入力プログラム区分が「14：経理規程伝票入力」の場合は入力プログラム区分は「1：コクヨ式」として受け入れます。

  10. システムAをお使いの場合、入力プログラム区分が「6：高速入力」の場合は入力プログラム区分は「1：コクヨ式」として受け入れます。

  11. 伺書の受入の際、計算対象科目についてのチェックを行わないため、入力画面では設定できない科目が選択されている伺書が作成される場合があります。

画面

メニューの「随時」－「汎用データの受入」を選択すると、以下のような画面が表示されます。