7.10 運用開始後にコンピューターを入れ替える場合
ソフトの運用開始後にサーバーコンピューターやクライアントコンピューターを入れ替える場合は、以下の3パターンがあります。パターンに応じて、コンピューターを入れ替えてください。
7.10.1 パターン1:PCAサブスク(スタンドアロン)のコンピューターを入れ替える場合
1. データ領域のバックアップ
新たに運用を開始するコンピューターに移行させるデータ領域をバックアップします。
1) 運用を終了するコンピューターで、PCAサブスク(スタンドアロン)のデータ領域をバックアップします。
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特定のデータ領域をバックアップする場合は、メニューの[ファイル]→[データ領域のバックアップ]を選択し、バックアップするフォルダを選択して、[実行]ボタンをクリックします。
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すべてのデータ領域をバックアップする場合は、メニューの[ファイル]→[データ領域の一括バックアップ]を選択し、必要な情報を入力して、[実行]ボタンをクリックします。
参照
バックアップの詳細は、各製品のマニュアルをご覧ください。マニュアルの詳細は、「7.12 マニュアルについて」をご参照ください。
2. PCAサブスク(スタンドアロン)のセットアップ
1) 運用を開始するコンピューターで、PCAサブスク(スタンドアロン)をセットアップします。
参照
PCAサブスク(スタンドアロン)のセットアップの詳細は、「3.PCAサブスク(スタンドアロン)のセットアップ」をご参照ください。
3. データ領域のリカバリ
運用を終了するコンピューターでバックアップしたデータ領域を、運用を開始するコンピューターでリカバリします。
1) バックアップしたデータ領域をリカバリします。
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特定のデータ領域をバックアップしている場合は、メニューの[ファイル]→[データ領域のリカバリ]を選択し、データ領域をリカバリします。
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すべてのータ領域をバックアップしている場合は、メニューの[ファイル]→[データ領域の一括リカバリ]を選択し、すべてのデータ領域をリカバリします。
参照
リカバリの詳細は、各製品のマニュアルをご覧ください。マニュアルの詳細は、「7.12 マニュアルについて」をご参照ください。
7.10.2 パターン2:PCAサブスク(nw)のサーバーコンピューターを入れ替える場合
1. データ領域のバックアップおよび汎用データの作成
新たに運用を開始するサーバーコンピューターに移行させるために、データ領域のバックアップおよびシステムユーザーの汎用データの作成を行います。
1) PCAサブスク(nw)のデータをバックアップします。
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特定のデータ領域をバックアップする場合は、メニューの[ファイル]→[データ領域のバックアップ]を選択し、バックアップするフォルダを選択して、[実行]ボタンをクリックします。
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すべてのデータ領域をバックアップする場合は、メニューの[ファイル]→[データ領域の一括バックアップ]を選択し、必要な情報を入力して、[実行]ボタンをクリックします。
2) メニューの[セキュリティ]→[システムユーザー確認リスト]を選択し、システムユーザーの汎用データを作成します。
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認証方法が「OS認証」で、使用環境の変更(ドメイン変更など)がある場合は、ユーザーを登録し直す必要があるため、汎用データを作成する必要はありません。
参照
バックアップおよび汎用データ作成の詳細は、各製品のマニュアルをご覧ください。マニュアルの詳細は、「7.12 マニュアルについて」をご参照ください。
2. PCAサブスク(nw)のセットアップ
1) 運用を開始するサーバーコンピューターで、PCAサブスク(nw)をセットアップします。
参照
PCAサブスク(nw)のセットアップの詳細は、「 4.4.1 管理者セットアップ」をご参照ください。
3. 汎用データの受入およびデータ領域のリカバリ
運用を終了するサーバーコンピューターで作成したシステムユーザーの汎用データおよびバックアップしたデータ領域を、運用を開始するサーバーコンピューターに取り込みます。
1) メニューの[セキュリティ]→[システムユーザーの登録]を選択し、システムユーザーの汎用データを受け入れ、登録します。
2) バックアップしたデータ領域をリカバリします。
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特定のデータ領域をバックアップしている場合は、メニューの[ファイル]→[データ領域のリカバリ]を選択し、データ領域をリカバリします。
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すべてのデータ領域をバックアップしている場合は、メニューの[ファイル]→[データ領域の一括リカバリ]を選択し、すべてのデータ領域をリカバリします。
参照
システムユーザーの受入およびリカバリの詳細は、各製品のマニュアルをご覧ください。マニュアルの詳細は、「7.12 マニュアルについて」をご参照ください。
4. クライアントコンピューターの接続先データベースの変更
1) クライアントコンピューターで[スタート]メニューから[ (すべての )プログラム]→ [PCAサブスク (製品名 ) nw]→ [サポートユーティリティ( PCAサブスク (製品名 ) nw]を選択します。
サポートユーティリティが起動します。
2) [データベースサーバー接続設定]ボタンをクリックします。
「データベースサーバー接続設定」画面が表示されます。
3) 入れ替え後のサーバー名、インスタンス名を入力し、[設定]ボタンをクリックします。
データベースサーバーへの接続設定が変更されます。
4) [閉じる]ボタンをクリックします。 サポートユーティリティが終了します。
5) クライアントコンピューターで[スタート]メニューから[ (すべての )プログラム]→ [PCAサブスク (製品名 ) nw]→ [ PCAサブスク (製品名 ) nw]を選択します。
PCAサブスク( nw)が起動し、メニュー画面が表示されます。
7.10.3 PCAサブスク(nw)のクライアントコンピューターを入れ替える場合
新たに運用を開始するクライアントコンピューターにPCAサブスク(nw)をセットアップしてください。
データ領域のバックアップや汎用データの作成などは不要です。
参照
クライアントコンピューターへのPCAサブスク(nw)のセットアップの詳細は、「4.4.5 クライアントセットアップ」をご参照ください。
プログラムやデータのバージョンについて
プログラムやデータにはバージョンがあります。サーバーコンピューターやクライアントコンピューターの入れ替えには、以下の点にご注意ください。
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データ領域のバックアップが必要です。プログラムとデータ領域のバージョンの組み合わせによっては、データ領域のリカバリができない場合があります。
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PCAサブスク(nw)をご利用の場合、プログラムのバージョンは、サーバーコンピューターおよびすべてのクライアントコンピューターで統一する必要があります。
プログラムのバージョンは、メニューの[ヘルプ]→[バージョン情報]、データ領域のバージョンはメニューの[ファイル]→[データ領域の選択]を選択すると確認できます。
サーバーコンピューターで移行できない情報
サーバーコンピューターを入れ替える場合、以下の情報は移行できません。入れ替え後に設定し直してください。
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マイメニュー
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自動バックアップ設定
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リマインダーデータ
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メールアカウント設定
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クライアントアップデート管理設定
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システムユーザーのパスワード(認証方法が「独自認証」の場合のみ)
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システムユーザー管理設定
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ログオン形式(選択、直接入力、混合)
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操作履歴の上限値
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システム履歴
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ライセンス情報