7.1 PCA自動アップデートサブスク
PCA自動アップデートサブスクは、更新プログラムの有無を自動で確認し、更新プログラムが存在する場合は、ダウンロードとセットアップを実行できる機能です。
アップデート前の注意事項
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PCAソフトをアップデートする際は、誤動作防止のため、起動している他のソフトは事前にすべて終了させてください。
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PCAソフトをアップデートする際は、PCAソフトをインストールしているすべてのコンピューターでアップデートを実行する必要があります。
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データ破損など、万一の場合に備えて、アップデートの前にPCAソフトのデータを必ずバックアップしてください。
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アップデートは、コンピューターの管理者権限(Administrator)を持つユーザーでログインして実行してください。
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アップデート後もPCAソフトのデータはそのまま使えます。アップデートによってデータが消去されることはありません。
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PCAのオプション製品と連動をしている場合、アップデートを実行すると、そのまま利用できない場合があります。事前にサポートセンターまでご確認ください。
他システムへの影響確認
ソリューション製品など他システムとの連動、汎用データ、PCA Client-APIや他のカスタマイズ(アドオン)プログラムをご利用の場合、PCAソフトのアップデート後、そのままご利用できない場合があります。
事前にPCAの販売パートナー、ソフトメーカー、サポートセンターのいずれかに、アップデート後のプログラムの動作への影響についてご確認ください。
更新プログラムの内容の詳細は、[更新履歴]ボタンをクリックすると表示されるPCAホームページにて確認できます。
プログラムバージョンの統一
PCAクラウドまたはPCAサブスク(nw)をご利用の場合、プログラムのバージョンを統一する必要があります。アップデートを実行したコンピューターが1台でも存在する場合は、他のコンピューターでもアップデートを実行する必要があります。アップデートのタイミングについては、管理者にご確認の上、実行してください。なお、クライアントのアップデートを管理すれば、クライアントが自由にアップデートできないように制御できます。
自動アップデートサブスクの利用条件
自動アップデートサブスクを利用するには、以下の条件を満たす必要があります。
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インターネットに接続できる環境であること
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PCAクラウドまたはPCAサブスクを契約していること
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ライセンス管理ツールをインストールしていること
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サブスクリプション製品のアクティベーションを行っていること
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実行するユーザーにコンピューターの管理者権限(Administrator)が与えられていること。または、Windowsの「ユーザーアカウント制御」画面でコンピューターの管理者権限(Administrator)を持つユーザーのIDとパスワードを入力すること
7.1.1 アップデートの実行
PCA自動アップデート サブスクで最新の更新プログラムの有無を確認し、ソフトのアップデートを実行できます。
1) [スタート]メニューから[(すべての)プログラム]→[PCA自動アップデート サブスク]→[PCA自動アップデート サブスク]を選択します。
PCA自動アップデート サブスクが起動し、最新の更新プログラムの存在が自動で確認されます。
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最新の更新プログラムが存在する場合は、更新プログラムが一覧に表示されます。
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最新の更新プログラムが存在しない場合は、一覧に「アップデートが必要な更新プログラムはありませんでした。」と表示されます。
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PCA自動アップデート サブスクの設定を変更した後など、任意のタイミングで最新の更新プログラムの存在を確認する場合は、メニューの[ファイル]→[更新プログラムを確認]を選択します。
2) ダウンロードする更新プログラムにチェックを付け、[XX項目をダウンロード]ボタンをクリックします。

更新プログラムがダウンロードされます。ダウンロードが終了すると、「アップデート」欄に「ダウンロード済み」と表示されます。
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メニューの[ファイル]→[チェックされた項目をダウンロード]を選択しても、更新プログラムをダウンロードできます。
3) アップデートする更新プログラムを選択し、[インストール]ボタンをクリックします。

アップデートが実行されます。
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メニューの[アップデート]→[インストール]を選択しても、アップデートが実行されます。
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メニューの「アップデート」-「ダウンロードファイルを削除」を選択すると、ダウンロードした更新プログラムを削除できます。
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「ユーザーアカウント制御」画面が表示された場合は、[はい]をクリックしてください。
4) 画面の表示に従ってソフトをアップデートします。
PCA自動アップデート サブスク自身の最新の更新プログラムが存在する場合
ソフトの起動時にPCA自動アップデート サブスクのアップデートを促すメッセージまたはポップアップが表示されます。
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管理者セットアップを実行したコンピューターの場合

[OK]ボタンをクリックし、PCA自動アップデート サブスクを起動してアップデートしてください。
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アップデートが管理されたクライアントセットアップを実行したコンピューターの場合
-[はい]ボタンをクリックすると、ソフトが終了し、PCA自動アップデート サブスクが起動します。PCA自動アップデート サブスクをアップデートしてください。
-[いいえ]ボタンをクリックすると、アップデートは行いません。
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アップデートが管理されていないコンピューターの場合
ポップアップをクリックして、PCA自動アップデート サブスクをアップデートしてください。
7.1.2 PCA自動アップデートサブスクの運用設定
バックグラウンド動作や更新プログラムの再通知など、PCA自動アップデートサブスクの運用に関する設定を行います。
1) [スタート]メニューから[(すべての)プログラム]→[PCA自動アップデート サブスク]→[PCA自動アップデート サブスク]を選択します。
PCA自動アップデート サブスクが起動します。
2) [設定]ボタンをクリックします。

「自動アップデートの設定」画面が表示されます。
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メニューの[ファイル]→[設定]を選択しても、「自動アップデートの設定」画面を表示できます。
3) 各タブをクリックし、PCA自動アップデートサブスクの各項目を設定します。
「基本設定」タブ

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バックグラウンド動作
アップデートの動作を以下から選択します。
- 手動(自動ではアップデートを確認しない)︓更新プログラムの確認・ダウンロードを手動で行います。
- 新しい更新プログラムの確認︓更新プログラムの確認を自動で行います。
- 新しい更新プログラムのダウンロード︓更新プログラムの確認とダウンロードを自動で行います。
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再通知
新しい更新プログラムが存在することを繰り返し通知する場合は、「次の間隔で通知を繰り返す」にチェックを付け、通知の間隔(分単位)を入力します。
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ダウンロードフォルダ
更新プログラムをダウンロードするフォルダを設定します。
- [フォルダの変更]ボタン︓ダウンロードするフォルダを変更します。
- [初期設定に戻す]ボタン︓ダウンロードするフォルダを初期設定に戻します。
- [削除]ボタン︓ダウンロードするフォルダが初期設定の場合は、フォルダ自体を削除します。ダウンロードするフォルダを変更している場合は、エクスプローラーが起動するので、手動でフォルダまたはファイルを削除してください。
「接続」タブ

プロキシサーバーの利用に関する設定を行います。
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プロキシサーバーを常に利用しないWindowsのインターネットオプションの設定を利用せずに、常にダイレクトにインターネットに接続します。
そのため、インターネットへプロキシ経由で接続している環境では、接続に失敗します。 -
Windowsのインターネットオプション設定に従う
[コントロールパネル]→[インターネット オプション]→[接続]タブの[LANの設定]ボタンをクリックすると表示される「ローカル エリア ネットワーク(LAN)の設定」画面のプロキシサーバーの設定に従います。
ベーシック認証を利用するように構成されている場合は、ユーザー名とパスワードを入力します。ベーシック認証のユーザー名とパスワードは暗号化して保存されます。
統合認証はサポートしません。 -
独自のプロキシサーバー設定を利用する
「アドレス」「ポート番号」「ユーザー名」「パスワード」を入力することで、インターネットオプションの設定を利用せず、独自のプロキシ設定でネットワークに接続します。
「実行ログ」タブ

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ログレベル
実行ログとして記録する内容のレベルを以下から選択します。
- 標準:エラーや実行情報を記録します。
- 詳細:エラーや実行情報に加えて、プログラムの内部的な処理も記録します。
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ログフォルダ
- [フォルダを開く]ボタン:ログが保存されているフォルダが開き、ログの内容を確認できます。
ログファイル名は、ログを記録した年月日+拡張子(.log)になります。
例:2020年4月1日にログを記録した場合:20200401.log- [削除]ボタン:すべてのログを削除します。
4) [設定]ボタンをクリックします。
設定した内容がPCA自動アップデートサブスクに反映されます。
7.1.3 アップデート履歴とアップロード履歴
PCA自動アップデート サブスクでメニューの[ファイル]→[アップデート履歴]を選択すると、アップデート履歴およびアップロード履歴を確認できます。

アップデート履歴には、ソフトのアップデートが履歴として記録されます。
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履歴の各行をクリックすると、アップデートの詳細を確認できます。
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[履歴をすべて削除]ボタンをクリックすると、アップデート履歴がすべて削除されます。

アップロード履歴には、当社に送信(アップロード)されたアップデートに関する情報が履歴として記録されます。
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[履歴をすべて削除]ボタンをクリックすると、アップロード履歴がすべて削除されます。
7.1.4 サポートユーティリティ
サポートユーティリティはPCA自動アップデートサブスクに関するさまざまな操作を実行できます。
1) [スタート]メニューから[(すべての)プログラム]→[PCA自動アップデート サブスク]→[サポートユーティリティ(PCA自動アップデート サブスク)]を選択します。
PCA自動アップデート サブスクのサポートユーティリティが起動します。
2) 各種操作を実行します。

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自動アップデートの設定:「自動アップデートの設定」画面が表示され、PCA自動アップデート機能の運用に関する設定ができます。
詳細は「7.1.2 PCA自動アップデートサブスクの運用設定」をご参照ください。 -
アップデート履歴:「アップデート履歴」画面が表示され、アップデート履歴を確認できます。
詳細は「7.1.3 アップデート履歴とアップロード履歴」をご参照ください。 -
バージョン:「バージョン情報」画面が表示され、PCA自動アップデート サブスクのバージョンやリビジョンを確認できます。
3) [閉じる]ボタンをクリックします。
サポートユーティリティが終了します。