繰越残高検証処理

前年の期末残高と当年の期首残高を比較し、期末更新後に期首残高が改ざんされていないかを検証します。

比較を行う残高は以下のとおりです。

 

科目別期首残高、科目別補助科目別期首残高、会計区分別科目別期首残高、会計区分別科目別補助科目別期首残高、会計区分別事業別科目別期首残高、会計区分別事業別科目別補助科目別期首残高

ヒントと注意事項

  1. 「セキュリティ」-「領域ユーザーの登録」で、処理レベルが「領域責任者」に設定されているユーザーのみ本処理を実行することができます。

  2. 以下の科目は、繰越元の集計結果と比較しています。

    ◇令和7年施行基準の場合

    • 期首一般純資産(科目コード:597):繰越元の活動計算書の一般純資産の期末残高と比較

    • 期首指定純資産(科目コード:697):繰越元の活動計算書の指定純資産の期末残高と比較

    • 前期繰越収支差額(科目コード:899):繰越元の収支計算書の次期繰越収支差額と比較

    ◇平成20年施行基準の場合

    • 一般正味財産期首残高(科目コード:649):繰越元の正味財産増減計算書の一般正味財産期末残高と比較

    • 指定正味財産期首残高(科目コード:689):繰越元の正味財産増減計算書の指定正味財産期末残高と比較

    • 基金期首残高(科目コード:698):繰越元の正味財産増減計算書の基金期末残高と比較

    • 代替基金期首残高(科目コード:699):繰越元の正味財産増減計算書の代替基金と比較

    • 前期繰越収支差額(科目コード:899):繰越元の収支計算書の次期繰越収支差額と比較

    ◇昭和62年施行基準の場合

    • 前期繰越正味財産額(科目コード:991):繰越元の正味財産増減計算書(ストック式)の正味財産合計額と比較

    • 前期繰越収支差額(科目コード:599):繰越元の収支計算書の次期繰越収支差額と比較

  3. 比較は、「前準備」-「法人基本情報の登録」で設定されている前年度領域と行います。正しい前年度領域が設定されていない場合は、処理を起動することはできません。

画面

メニューの「監査」-「繰越残高検証処理」を選択すると、以下のような画面が表示されます。

 

「主科目」列には、期首残高が一致していない主科目が表示されます。

「補助科目」列には、科目別補助科目別期首残高が一致していない場合の補助科目名が表示されます。