運用開始時の残高登録の考え方

運用開始時の「期首残高」は、以下の点に注意して登録してください。

  • ※ コード3桁使用時のコードで説明しています。

 

令和7年施行基準の場合

1) 「前準備」-「期首残高の登録」で、期首の残高を登録します。運用開始時の残高ではありません。

期首残高のため、損益に関する科目残高はすべて0です(入力できません)。

2) 補助科目を使用したり、事業管理を行う場合は、それぞれの内訳ごとの残高登録が必要です。事業別残高の合計が、法人全体の残高になります。

  • ※ 事業管理していない場合は対象の会計区分の共通事業に残高を登録します。会計区分別残高の合計が、法人全体の残高になります。

3) “貸倒引当金”“減価償却累計額”“減損損失累計額”は、それぞれ貸方にプラス金額で入力します。「合計残高試算表」「決算書」上では、借方で控除する形式で表示・印刷されます。

4) 令和7年施行基準の場合は、前期からの繰越金額は「597 期首一般純資産」「697 期首指定純資産」「899 前期繰越収支差額」を使用します。

 

期首から導入する場合

期首から本システムの運用を開始する場合には、前期末の貸借対照表が開始残高となります。

貸借対照表科目の残高を入力し、次に示す3 種類の残高も登録します。

  • 期首一般純資産(3桁初期コード:597)

  • 期首指定純資産(3桁初期コード:697)

  • 前期繰越収支差額(3桁初期コード:899)

    前期末の貸借対照表の収支計算書用の資金科目の残高を入力します。

 

期中から導入する場合

貸借対照表科目の残高を入力します。

 

【導入までの各取引の明細が必要な場合】

導入までの各取引の仕訳を「データ入力」-「振替伝票入力(コクヨ式)」「振替伝票入力(連想摘要)」「現金出納帳入力」「預金通帳入力」で一つ一つ入力します。入力しやすい処理で入力してください。

 

【導入までの各取引の明細が必要ない場合】

導入までの各取引の合計を科目ごとにまとめて「データ入力」-「取引合計入力」で入力します。

日ごと、月ごと等入力の単位は任意です。各科目の相手科目は”諸口”となります。

貸借バランスの計算

借方合計=資産の合計

貸方合計=負債の合計+基金の合計+期首一般純資産+期首指定純資産+その他有価証券評価差額金の合計

借方合計-貸方合計=0 のとき、貸借はバランスしていると判定します。

 

  • ※ 以下の科目は、バランス計算には含めません。

  • 純資産(指定純資産)科目

  • 前期繰越収支差額

期首一般純資産・期首指定純資産・前期繰越収支差額の計算例

期首残高

コード

主科目名

残高

備考

121

当座預金

3,100

収支計算書の資金科目

キャッシュ・フローの資金科目

201

建物

11,784

 

204

什器備品

820

 

205

土地

30,000

基本財産の土地

(指定純資産)

313

預り金

100

収支計算書の資金科目

351

長期借入金

6,000

 

361

退職給付引当金

500

 

597

期首一般純資産

9,104

 

697

期首指定純資産

30,000

 

899

前期繰越収支差額

3,000

自動計算可

バランス計算には含めない

 

期首一般純資産の計算

コード

主科目名

残高

備考

597

期首一般純資産

9,104

 

3,100+11,784+820-100-6,000-500=9,104となります。

 

期首指定純資産の計算

コード

主科目名

残高

備考

697

期首指定純資産

30,000

 

30,000=30,000となります。

 

前期繰越収支差額の計算

コード

主科目名

残高

備考

899

前期繰越収支差額

3,000

 

3,100-100=3,000となります。

 

平成20年施行基準の場合

1) 「前準備」-「期首残高の登録」で、期首の残高を登録します。運用開始時の残高ではありません。

期首残高のため、損益に関する科目残高はすべて0です(入力できません)。

2) 補助科目を使用したり、事業管理を行う場合は、それぞれの内訳ごとの残高登録が必要です。事業別残高の合計が、法人全体の残高になります。

  • ※ 事業管理していない場合は対象の会計区分の共通事業に残高を登録します。会計区分別残高の合計が、法人全体の残高になります。

3) “貸倒引当金”“減価償却累計額”“減損損失累計額”は、それぞれ貸方にプラス金額で入力します。「合計残高試算表」「決算書」上では、借方で控除する形式で表示・印刷されます。

4) 平成20年施行基準の場合は、前期からの繰越金額は「649 一般正味財産期首残高」「689 指定正味財産期首残高」「899 前期繰越収支差額」「698 基金期首残高」「699 代替基金期首残高」を使用します。

 

期首から導入する場合

期首から本システムの運用を開始する場合には、前期末の貸借対照表が開始残高となります。

貸借対照表科目の残高を入力し、次に示す5 種類の残高も登録します。

  • 一般正味財産期首残高(3桁初期コード:649)

  • 指定正味財産期首残高(3桁初期コード:689)

  • 基金期首残高(3桁初期コード:698) ※基金科目を使用する場合

  • 代替基金期首残高(3桁初期コード:699) ※基金科目を使用する場合

  • 前期繰越収支差額(3桁初期コード:899)

    前期末の貸借対照表の収支計算書用の資金科目の残高を入力します。

 

期中から導入する場合

貸借対照表科目の残高を入力します。

 

【導入までの各取引の明細が必要な場合】

導入までの各取引の仕訳を「データ入力」-「振替伝票入力(コクヨ式)」「振替伝票入力(連想摘要)」「現金出納帳入力」「預金通帳入力」で一つ一つ入力します。入力しやすい処理で入力してください。

 

【導入までの各取引の明細が必要ない場合】

導入までの各取引の合計を科目ごとにまとめて「データ入力」-「取引合計入力」で入力します。

日ごと、月ごと等入力の単位は任意です。各科目の相手科目は”諸口”となります。

貸借バランスの計算

借方合計=資産の合計

貸方合計=負債の合計+一般正味財産期首残高+指定正味財産期首残高+基金期首残高

借方合計-貸方合計=0 のとき、貸借はバランスしていると判定します。

 

  • ※ 以下の科目は、バランス計算には含めません。

  • 「正味財産の部」の科目

  • (うち基本財産への充当額) - 基金

  • (うち特定資産への充当額) - 基金

  • (うち基本財産への充当額) - 指定正味

  • (うち特定資産への充当額) - 指定正味

  • (うち基本財産への充当額) - 一般正味

  • (うち特定資産への充当額) - 一般正味

  • 代替基金期首残高

  • 前期繰越収支差額

一般正味財産期首残高・指定正味財産期首残高・前期繰越収支差額の計算例

期首残高

コード

主科目名

残高

備考

121

当座預金

3,100

収支計算書の資金科目

キャッシュ・フローの資金科目

191

土地

30,000

基本財産の土地

(指定正味財産)

211

建物

11,784

 

216

什器備品

820

 

326

預り金

100

収支計算書の資金科目

341

長期借入金

6,000

 

351

退職給付引当金

500

 

441

受贈土地

30,000

バランス計算には含めない

493

(うち基本財産への充当額)

30,000

バランス計算には含めない

649

一般正味財産期首残高

9,104

 

689

指定正味財産期首残高

30,000

 

899

前期繰越収支差額

3,000

自動計算可

バランス計算には含めない

 

一般正味財産期首残高の計算

コード

主科目名

残高

備考

649

一般正味財産期首残高

9,104

 

3,100+11,784+820-100-6,000-500=9,104となります。

 

指定正味財産期首残高の計算

コード

主科目名

残高

備考

689

指定正味財産期首残高

30,000

 

30,000=30,000となります。

 

前期繰越収支差額の計算

コード

主科目名

残高

備考

899

前期繰越収支差額

3,000

 

3,100-100=3,000となります。

 

昭和62年施行基準の場合

運用開始時の残高登録は、以下の点に注意して登録してください。

(1)  「前準備」-「期首残高の登録」で、期首の残高を登録します。運用開始時の残高ではありません。

期首残高のため、損益に関する科目残高はすべて0 です(入力できません)。

(2)  補助科目を使用したり、事業管理を行う場合は、それぞれの内訳ごとの残高登録が必要です。事業別残高の合計が、法人全体の残高になります。

  • ※ 事業管理していない場合は対象の会計区分の共通事業に残高を登録します。会計区分別残高の合計が、法人全体の残高になります。

(3)  “貸倒引当金”“減価償却累計額”は、それぞれ貸方にプラス金額で入力します。「合計残高試算表」「決算書」上では、借方で控除する形式で表示・印刷されます。

(4)  前期からの繰越金額は「599 前期繰越収支差額」と「991 前期繰越正味財産額」を使用します。

期首から導入する場合

期首から本システムの運用を開始する場合には、前期末の貸借対照表が開始残高となります。

貸借対照表科目の残高を入力し、次に示す残高も登録します。

  • 前期繰越収支差額(3桁初期コード:599)

    前期末の貸借対照表のうち、借方資金科目(資産の内資金とした科目)の残高から貸方資金科目(負債の内資金とした科目)の残高を差し引いた金額を入力します。

    • ※ 資金項目、非資金項目の区別は仕訳によって行います。

  • 前期繰越正味財産額(3桁初期コード:991)

 

期中から導入する場合

貸借対照表科目の残高を入力し、

 

【導入までの各取引の明細が必要な場合】

導入までの各取引の仕訳を「データ入力」-「振替伝票入力(コクヨ式)」「振替伝票入力(連想摘要)」「現金出納帳入力」「預金通帳入力」で一つ一つ入力します。入力しやすい処理で入力してください。

 

【導入までの各取引の明細が必要ない場合】

導入までの各取引の合計を科目ごとにまとめて「データ入力」-「取引合計入力」で入力します。

日ごと、月ごと等入力の単位は任意です。各科目の相手科目は”諸口”となります。

貸借バランスの計算

借方合計=資産の合計+支出の合計+ストック科目の減少額の合計

貸方合計=負債の合計+収入の合計+ストック科目の増加額の合計+前期繰越正味財産額

借方合計-貸方合計=0 のとき、貸借はバランス(均衡)していると判定します。

  • ※ 前期繰越収支差額(初期コード:599)とフロー科目(初期コード:700 番台)は、バランス計算には含めません。

前期繰越収支差額・前期繰越正味財産額の計算例

期首残高

コード

主科目名

残高

備考

131

普通預金

3,100,000

(資金科目)

191

土地

30,000,000

(基本財産の土地)

211

建物

11,800,000

(基本財産でない建物)

216

什器備品

900,000

-

326

預り金

100,000

(資金科目)

341

長期借入金

6,000,000

-

351

退職給与引当金

500,000

-

 

前期繰越収支差額の計算

コード

主科目名

残高

備考

599

前期繰越収支差額

3,000,000

-

期首の資金科目残高です。この例では、普通預金と預り金が資金科目ですから
(3,100,000-100,000=3,000,000)となります。

前期繰越正味財産額の計算

コード

主科目名

残高

備考

991

前期繰越正味財産額

39,200,000

-

資産科目の期首残高から負債科目の期首残高を差し引いた金額になります。
(3,100,000+30,000,000+11,800,000+900,000-100,000-6,000,000-500,000
  =39,200,000)