遡及計算

ベースアップをした月(支給回)から遡って期間を指定し、昇給差額を計算し、最新支給月等で遡及支払をする事ができます。

各月ごとに表示されますので単一の月での修正も可能です。

また、期間内に賞与があった場合の修正、遡及計算確認リストの出力にも対応しています。

ヒントと注意事項

  1. 遡及計算を行う際は、指定した期間の遡及用給与データを作成するので、もとの給与データは保護されています。

  2. 修正画面は支給項目の修正のみできます。

  3. 一時払いは計算の対象外です。

  4. 承認済みの月(支給回)へ転送を行うことはできません。

    転送前に転送先の月(支給回)の給与(賞与)を入力してください。

  5. 転送先は、支給項目の「遡及差額」項目です。遡及計算前に、「遡及差額」項目をメニューの「給与体系」-「明細書レイアウトの登録」で配置してください。

    「遡及差額」項目:給与BA012、賞与FA012 

    • 10列明細書のみ出力できます。

    • 9列明細書をご使用の方は転送処理はせず、支給項目欄(BB001~BB012の範囲内)に、任意で項目を作成し遡及差額を手入力してください。

  6. 非課税の遡及差額は転送されません。

  7. 「社員情報の登録」-「通勤費」タブで「計算式を使用する」にチェックマークが付いている社員がいる場合、通勤費を社員マスターで計算することはできません。

  8. 年末調整計算を実行後に転送を行う場合、転送実行時に警告メッセージが表示されます。転送を行った場合は、年末調整計算を再度実行してください。

画面

メニューの「社員」-「遡及計算」を選択すると、以下のような画面が表示されます。

処理の流れ

 

遡及計算

社員マスター(社員情報の登録)データを読込み、遡及用の給与データで各月の給与データを再計算します。

指定した期間の遡及用のデータを作成するので、もとの給与データは保護されています。

 

 

遡及修正

遡及対象期間内のデータを修正できます。

 

遡及差額転送

計算された遡及差額合計を指定の月に転送します。