共通原価配賦入力
共通原価として入力された経費などを各プロジェクトに配賦します。配賦は、部門、勘定科目、補助科目、取引先、税区分ごとに実行されます。
「プロジェクト情報処理」-「共通原価配賦パターン」-「共通原価配賦パターンの登録」で設定した配賦パターンや「共通原価実績計算項目の登録」で設定した計算項目の実績に基づいて配賦額を集計できますので、配賦仕訳の入力が簡単に行えます。
ヒントと注意事項
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配賦元集計条件指示時に指定できる勘定科目、補助科目は、最大50までです。
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配賦金額で円未満の端数が発生する場合は、配賦比率が最大かつ先頭に近い行に端数を加算します。
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摘要欄の数字1、2は入力できません。帳票出力時には「比率」に入力した値が「数字2」欄に出力されます。
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共通原価配賦パターンを使用しない場合は、初期の状態では配賦先のプロジェクト、行程は表示されませんので、最初にツールバーの[配賦先の選択]ボタンをクリックして、配賦先プロジェクト、行程の選択を行うと便利です。操作方法については、「便利な機能-配賦先を一括設定するには」をご覧ください。
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配賦元の金額は、「管理仕訳区分」が「財務」の金額のみ集計します。
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「前準備」-「会社基本情報の登録」の「プロジェクト仕掛品の税額控除」を「完成振替で計上」に設定している場合、配賦先の税区分を表示します。
配賦先の仕掛勘定の原価科目が入力された場合には、「ヌ5 完成時に仕入10%に振替」などの税区分が設定されます。
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「取引先入力」が「する」に設定されている勘定科目を配賦元勘定科目として選択した場合、すべての取引先が配賦対象となり取引先ごとに配賦伝票を入力します。
画面
メニューの「プロジェクトデータ入力」-「共通原価配賦入力」を選択すると、以下のような画面が表示されます。

指定した条件から配賦金額を集計し、配賦入力を行います。

配賦伝票を検索して、詳細を確認することもできます。
