排他処理について

受け入れ処理が始まるとき、『商魂／商管』の一部の処理が起動していると、受け入れを行わず「定期的にファイルを確認する」で設定した［確認する間隔］が過ぎるまで実行を待機します。この動作を繰り返し、当該処理がすべて終了していたら受け入れを行います。逆に、受入処理が開始されていると、『商魂／商管』の一部の処理はメニューから起動することはできません。

後述する、「全処理排他」と「処理排他」に排他対象となる処理を書いています。

• ※ レコード排他

  マスターの受け入れでは、既存マスターの更新を行うことができます。このとき、当該マスターレコードが『商魂／商管』の処理で訂正中であればそのレコードの更新は行いません。ログファイルにエラー内容を書き、受け入れできなかったレコードだけのテキストファイルを作成します。

全処理排他

○メニューの「ファイル」－「データ領域のバックアップ」「データ領域の一括バックアップ」「データ領域のリカバリ」「データ領域の一括リカバリ」「データコンバート」

○メニューの「前準備」－「会社基本情報の登録」「社名欄の登録」「計算式の登録」「単価等の一括更新」

○メニューの「在庫管理」－「在庫の締切」

処理排他

○表には載せていませんが、以下の機能を実行しているときは排他がかかります。

・「データ保守」の機能すべて

・各マスター登録処理での「コード変更」機能

○表中の【】内は機能を表します。たとえば、【訂正】とあるのは、その処理の訂正機能を実行中は排他がかかるという意味になります。

○各種明細データを受け入れるとき、条件設定の「マスター未登録商品を新規登録する」にチェックマークがあれば、商品マスターが排他としている処理（商品の登録【売価の自動計算】、在庫期間の集計）も排他対象になります。

○「汎用データの受入」との排他制御

マスターの受入時には、関連するマスター・伝票データを「汎用データの受入」側が実行していると排他がかかります。

伝票データの受入時には、その伝票データを「汎用データの受入」側が実行していると排他がかかります。

 

受入マスター・データ	排他内容
得意先マスター	前準備	得意先の登録【会社口座の一括設定】
	売上	売上伝票の自動作成（受注） 売上伝票の自動作成（契約）
	回収	入金伝票の受入 入金伝票の受入（EB連携） 入金伝票の受入（電債） 取引明細の受入
直送先マスター		なし
仕入先マスター	前準備	仕入先の登録【会社口座の一括設定】
	仕入	仕入伝票の自動作成 同時入荷伝票の作成 同時完成伝票の作成
出荷先マスター	仕入	同時完成伝票の作成
商品マスター	前準備	商品の登録【売価の自動計算】
	在庫	在庫期間の集計
得意先別単価マスター	前準備	得意先別単価の登録【一括複写】
仕入先別単価マスター	前準備	仕入先別単価の登録【一括複写】
見積明細データ 受注明細データ 売上明細データ   (＊1)「月次実績の照会【訂正】」は売上明細データのみ対象です。	売上	売上伝票の自動作成（受注） 売上伝票の自動作成（契約） 月次実績の照会【訂正】(＊1)
	回収	入金伝票の受入 入金伝票の受入（EB連携） 入金伝票の受入（電債） 取引明細の受入
	発注	引当発注伝票の作成 在庫補充伝票の作成
	仕入	仕入伝票の自動作成 同時入荷伝票の作成 同時完成伝票の作成
入金データ	前準備	照合口座の登録【一括設定／解除】
	売上	売上伝票の自動作成（受注） 売上伝票の自動作成（契約）
	回収	入金伝票の受入 入金伝票の受入（EB連携） 入金伝票の受入（電債） 取引明細の受入
	発注	引当発注伝票の作成 在庫補充伝票の作成
	仕入	仕入伝票の自動作成 同時入荷伝票の作成 同時完成伝票の作成
	随時	電子記録債権データの管理
発注明細データ 仕入明細データ 出荷明細データ 振替明細データ   (＊2)「月次実績の照会【訂正】」は仕入明細データのみ対象です。	売上	売上伝票の自動作成（受注） 売上伝票の自動作成（契約）
	回収	入金伝票の受入 入金伝票の受入（EB連携） 入金伝票の受入（電債） 取引明細の受入
	発注	引当発注伝票の作成 在庫補充伝票の作成
	仕入	仕入伝票の自動作成 同時入荷伝票の作成 同時完成伝票の作成 月次実績の照会【訂正】(＊2)
支払データ	売上	売上伝票の自動作成（受注） 売上伝票の自動作成（契約）
	回収	入金伝票の受入 入金伝票の受入（EB連携） 入金伝票の受入（電債） 取引明細の受入
	発注	引当発注伝票の作成 在庫補充伝票の作成
	仕入	仕入伝票の自動作成 同時入荷伝票の作成 同時完成伝票の作成
	支払	支払伝票の自動作成 支払伝票の受入(ﾃﾞｼﾞﾀﾙｲﾝﾎﾞｲｽ)