工事マスターの削除について

特定の条件を満たすマスターについては、削除できません。また、マスターを削除すると、他のデータに影響が出ることがあります。マスターごとに条件と影響が出るデータについて以下にまとめて説明します。

  • ネットワーク版をご利用の場合、他のユーザーが編集中のマスターも削除することができません。

工事

≪削除できない条件≫

  • 初期登録されている“共通工事(コード:0000 ※4桁の場合)

  • 仕訳データで使用されている工事

  • 工事別残高が登録されている工事

  • 発注データで使用されている工事

  • 日報データで使用されている工事

  • 未成振替伝票で使用されている工事

工事を削除すると影響が出るデータ≫

  • 工事グループ、予約伝票、原価予算データ、予約工事、入出金仕訳設定:該当する工事

  • 共通原価配賦基準:該当する工事工事の削除によって設定項目がなくなってしまう場合、共通原価配賦基準自体も削除されます。

  • 共通原価配賦パターン:

    • 工事の削除によって、共通原価配賦基準が削除されてしまう場合、該当の共通原価配賦基準を使用している共通原価配賦パターン自体も削除されます。

    • 該当する工事が配賦先工事から削除されます。配賦先工事がすべて削除された場合、共通原価配賦パターン自体も削除されます。

工事グループ

≪削除できない条件≫

  • 「セキュリティ」-「領域ユーザーの登録」で入力・参照ロックされている部門が担当部門に設定されている工事を含む工事グループ

工事グループを削除すると影響が出るデータ≫

  • 工事グループ:削除される工事グループが所属する工事グループから該当の工事グループが削除されます。

工種

≪削除できない条件≫

  • 初期登録されている“共通工種”(コード:00 ※2桁の場合)

  • 仕訳データで使用されている工種

  • 工事別残高が登録されている工種

  • 発注データで使用されている工種

  • 日報データで使用されている工種

工種を削除すると影響が出るデータ≫

  • 予約伝票、工種分類、原価予算データ、予約工種、入出金仕訳設定:該当する工種が削除されます。

  • 共通原価配賦基準:該当する工種が削除されます。工種の削除によって設定項目がなくなってしまう場合、共通原価配賦基準自体も削除されます。

  • 共通原価配賦パターン:

    • 工種の削除によって、共通原価配賦基準が削除されてしまう場合、該当の共通原価配賦基準を使用している共通原価配賦パターン自体も削除されます。

    • 該当する工種が配賦先工種ら削除されます。配賦先工種がすべて削除された場合、共通原価配賦パターン自体も削除されます。

工種分類

≪削除できない条件≫

  • 発注データで使用されている工種分類

工種分類を削除すると影響が出るデータ≫

  • 原価予算データ、予約マスター:該当する工種分類が削除されます。

社員

≪削除できない条件≫

  • 工事で使用されている社員

  • 工事担当者履歴で使用されている社員

  • 日報データで使用されている社員

≪社員を削除すると影響が出るデータ≫

  • 社員グループ、共通原価配賦基準、共通原価配賦パターン:該当する社員が削除されます。
    共通原価配賦基準、共通原価配賦パターンについては、配賦基準が「配賦率入力」に変更されます。

社員グループ

≪社員グループを削除すると影響が出るデータ≫

  • 社員グループ:削除される社員グループが所属する社員グループが削除されます。

共通原価実績計算項目

≪削除できない条件≫

  • 「セキュリティ」-「領域ユーザーの登録」で入力・参照ロックされている勘定科目が設定されている共通原価実績計算項目

≪共通原価実績計算項目を削除すると影響が出るデータ≫

  • 共通原価配賦基準、共通原価配賦パターン:該当する共通原価実績計算項目が削除され、配賦基準が「配賦率入力」に変更されます。

共通原価配賦基準

≪削除できない条件≫

  • 「セキュリティ」-「領域ユーザーの登録」で入力・参照ロックされている勘定科目が設定されている共通原価配賦基準

  • 「セキュリティ」-「領域ユーザーの登録」で入力・参照ロックされている部門が担当部門の工事が設定されている共通原価配賦基準

≪共通原価配賦基準を削除すると影響が出るデータ≫

  • 共通原価配賦パターン:削除する共通原価配賦基準を使用している共通原価配賦パターンが削除されます。

共通原価配賦パターン

≪削除できない条件≫

  • 「セキュリティ」-「領域ユーザーの登録」で入力・参照ロックされている勘定科目、部門が設定されている共通原価配賦パターン

  • 「セキュリティ」-「領域ユーザーの登録」で入力・参照ロックされている部門が担当部門の工事が設定されている共通原価配賦パターン