データ領域のバックアップ
メディア(ハードディスク、MOなど)にデータ領域ごとのバックアップデータを作成します。
できるだけ大容量のメディアをご用意ください。バックアップしたデータは以下のような場合に備えるものです。
バックアップデータがあれば、「データ領域のリカバリ」を実行することで問題が発生した以前の状態に戻すことができますので、定期的に必ず実行してください。
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停電、落雷などによってデータが破損してしまった
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コンピュータが破損してデータが破損してしまった
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データの入力を3日前の状態からやり直したい
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古いデータ領域を削除したが、再度必要になった
複数のデータ領域のバックアップデータを一度に作成したい場合は、「データ領域の一括バックアップ」を実行してください。
『PCA自動バックアップ』機能を使用すると、バックアップを自動で実行することができます。詳細については、『PCA人事管理』製品内のDocフォルダ内の“『PCA自動バックアップ』操作説明書.pdf”をご覧ください。
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※ 『PCA自動バックアップ』は、以下の場合に利用できる機能です。
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サブスク製品以外:「製品サービスライセンスが有効の状態」(製品サービスライセンスは、「システムツール」-「製品サービスライセンスの管理」で登録しておく必要があります)。
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サブスク製品:「製品のアクティベーションが済んだ状態」(詳細は別冊の「『PCAサブスク』セットアップ説明書」をご覧ください。)
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ヒントと注意事項
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他の処理を起動中は、本処理を実行することはできません。
また、他のユーザーが該当のデータ領域を使用中の場合、バックアップは実行できません。 -
バックアップデータは複数保管してください。
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バックアップを行う各メディアはご用意ください。大容量のメディアを用意していただきますと、大量のデータでも安心してバックアップを実行することができます。
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NASへの直接バックアップは動作の保証対象外となります。
※ 機種や環境、接続状況等により上書きバックアップが取れない現象が確認されています。 -
バックアップ先に指定したフォルダにバックアップデータが存在する場合は、削除してからバックアップが実行されますので、実行の際は、既存のフォルダをバックアップ先に指定するのではなく、バックアップデータが存在しないフォルダを指定してください。バックアップデータは複数保存し、世代管理することをお勧めいたします。リムーバブルメディアにバックアップデータを作成する場合、メディアはあらかじめフォーマット済みのものを用意しておくことをお勧めします。
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『PCA Hub eDOC』へバックアップを行う場合は、あらかじめ連動設定を行う必要があります。「PCA eDOC連動設定」をご覧ください。
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以下の場合、正常にバックアップできない場合があります。
(2) 常駐プログラム(スクリーンセーバーなど)が存在する場合
(3) HDが破損している場合
【対処方法】
(1) 圧縮ソフトを使用せず、HDを増設してください。
(2) 一時的に常駐プログラムをアンロード(中止)してください。
(3) チェックディスクを実行してHDをチェックしてから、バックアップを行ってください。
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バックアップデータは、フロッピーディスク(FD)には作成できません。
運用例
バックアップデータが1組しかない場合、何らかの原因でデータがリカバリできなくなった際に、元の状態に戻せません。
複数のバックアップデータを用意しておき、交互にバックアップを実行してください。
バックアップの頻度は、お客様が入力するデータの量などによって決めてください。
データが多いほど、頻繁にバックアップを実行することをお勧めします。
運用例1
曜日ごとのバックアップデータ(月曜日用、火曜日用など)を用意し、毎日バックアップを実行する

運用例2
週ごとのバックアップデータ(第1週用、第2週用など)を用意し、毎週バックアップを実行する

運用例3
月ごとのバックアップデータ(1月用、2月用など)を用意し、毎月バックアップを実行する

運用例4
例1と例2、例1と例3、例2と例3などを組み合わせてバックアップを実行する
画面
メニューの「ファイル」-「データ領域のバックアップ」を選択すると、以下のような画面が表示されます。

「フォルダの選択」の見出し部分(フォルダ名、コード、会社名、バックアップ日時)をクリックすることで、フォルダを項目順に並べ替えることができます。
バックアップデータの作成が成功したデータには、フォルダ名の左側にチェックが付き、失敗して
リカバリできないデータには、×が付きます。