障害者雇用状況の確認

指定した年の6月1日時点*の障害者雇用状況が確認できます。

 

* 「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律第52条第1項」、「障害者の雇用の促進等に関する法律第43条第7項」において、事業主は、毎年6月1日現在の高年齢者および障害者の雇用状況を、管轄のハローワーク(一部地域では労働局)を経由して厚生労働大臣に報告することが法律で義務付けられています。

 

障害者雇用率制度への対応として、障害者雇用状況報告書に設けられている以下のような情報を確認できます。

・障害の種類や程度ごとの人数

・障害者の実雇用率

・障害者の不足数

 

障害者雇用率制度とは

従業員が一定数以上の事業主(民間企業、国、地方公共団体など)に対して、常用雇用労働者に占める障害者の割合を一定(法定雇用率)以上にすることを義務付ける制度です。

  • じまん(jiman)ではご使用になれません。

ヒントと注意事項

  1. ユーザーレベルが「システム管理者」のユーザー、または、使用中のデータ領域に登録されている領域ユーザーのうち、処理レベルが「領域責任者」の領域ユーザー、障害者雇用率などの算出に必要な入出力項目*に権限がある一般ユーザーのみ本処理を実行できます。

    * 個人情報:社員コード、氏名
    就労:入社日、退職日、就労状況、障害者雇用率計算情報(障害者雇用率計算に含める、週の労働時間、障害区分、障害の程度)。

  2. 集計結果について
    「障害者雇用状況報告書」には、事業所別の数値を記載する欄と、その合計を記載する欄があります。
    事業所別の集計は、条件指示(社員/部門/勤務地)を組み合わせて行います。合計については、事業所別の集計結果を合計することになります。
    ただし、すべての事業所で除外率が同じなのであれば、すべての事業所が対象になるように条件指示(社員/部門/勤務地)を指定し集計することで、合計の集計も行うことができます。

    ※事業所によって除外率が異なる場合、それらの事業所を対象にまとめて集計すると、間違った除外率で集計される事業所が出てくるため、集計結果が正確ではなくなります。

  3. 除外率について
    機械的に一律の雇用率を適用することになじまない性質の職務もあることから、障害者の就業が一般的に困難であると認められる業種について、雇用する労働者数を計算する際に、除外率に相当する労働者数を控除する(障害者の雇用義務を軽減)もので、業種によって値が決められています。

画面

メニューの「管理帳票」-「障害者雇用状況の確認」を選択すると、以下のような画面が表示されます。

メニューの「社員」-「社員情報の登録」の「就労タブ」障害者雇用率計算情報の以下の内容が反映されます。「障害者雇用率計算に含める」にチェックマークがあり、すべての条件を満たしている社員を計算します。

 

週の労働時間

障害区分

障害の程度

人数の表示

(イ)常用雇用労働者の数(短時間労働者を除く)

30時間以上

(ロ)短時間労働者の数

20時間以上

(ハ)常用雇用労働者の数

[イ+(ロ×0.5)]を自動計算します。

*2

(ニ)法定雇用障害者の算定の基礎となる労働者の数

ハ-(ハ×除外率)を自動計算します。

*2

(ホ)重度身体障害者の数

30時間以上

身体障害

重度

*1

(ヘ)重度身体障害者以外の身体障害者の数

30時間以上

身体障害

重度以外

*1

(ト)重度身体障害者である短時間労働者の数

20時間以上

身体障害

重度

*1

(チ)重度身体障害者以外の身体障害者である短時間労働者の数

20時間以上

身体障害

重度以外

*1

(リ)重度身体障害者である特定短時間労働者の数

10時間以上

身体障害

重度

*1

(ヌ)身体障害者の数

(ホ×2)+ヘ+ト+[(チ+リ)×0.5]を自動計算します。

*1、*2

(ル)重度知的障害者の数

30時間以上

知的障害

重度

*1

(ヲ)重度知的障害者以外の知的障害者の数

30時間以上

知的障害

重度以外

*1

(ワ)重度知的障害者である短時間労働者の数

20時間以上

知的障害

重度

*1

(カ)重度知的障害者以外の知的障害者である短時間労働者の数

20時間以上

知的障害

重度以外

*1

(ヨ)重度知的障害者である特定短時間労働者の数

10時間以上

知的障害

重度

*1

(タ)知的障害者の数

(ル×2)+ヲ+ワ+[(カ+ヨ)×0.5]を自動計算します。

*1、*2

(レ)精神障害者の数

30時間以上

精神障害

*1

(ソ)精神障害者である短時間労働者の数

20時間以上

精神障害

*1

(ツ)精神障害者である特定短時間労働者の数

10時間以上

精神障害

*1

(ネ)精神障害者の数

レ+ソ+(ツ×0.5)を自動計算します。

*1、*2

計(身体障害者、知的障害者、精神障害者の数)

ヌ+タ+ネを自動計算します。

*1、*2

実雇用率

[計/ ニ ×100]を自動計算します。

*3

雇用義務数(企業が雇用すべき障害者の数)

[ニ × 法定雇用率]を自動計算します。

*4

障害者不足数(身体障害者、知的障害者、精神障害者の不足数)

[雇用義務数 - 計]を自動計算します。

*2

 

*1:括弧内数として、本年6月1日以前1年間(前年の6月2日から本年6月1日)に新規に雇い入れた者の数を表示します。本年は基準日の「年」とします。

*2:小数点以下第1位まで表示します。

*3:小数第3位を四捨五入して、小数第2位まで表示します。

*4:小数点以下は切り捨てて表示します。