消費税額変更リスト

仕訳入力時に自動計算された消費税額と異なる消費税額が入力された仕訳を表示・印刷します。

消費税額が手入力で入力・訂正されている仕訳の確認リストを作成することができます。

「e-文書法」対応文書管理ソフト『PCA Hub eDOC』との連動については、「『PCA eDOC』との連動について」をご覧ください。

集計の仕組み

「振替伝票入力」等では、金額が入力されると消費税額が自動計算され、その自動計算の結果と実際に仕訳に登録された消費税額の両方の情報を保存します。

「消費税額変更リスト」では、両方の消費税額を比較し、税額が異なるものを“消費税額を手入力で訂正した仕訳”とみなして、集計の対象とします。

コンバートされたデータや他ソフトからの受入データについて

以下の(1)~(3)の仕訳については、自動計算された消費税額の情報はなく、実際に仕訳に登録されている消費税の情報のみが存在します。

(1)  他の『PCAソフト』との連動機能により受け入れた仕訳

(2)  汎用データとして受け入れた仕訳

(3)  「クイック仕訳転送」で転送した仕訳 

 

(1)~(3)の仕訳については、データの受け入れ時に、実際に仕訳に登録されている消費税額から元々の自動計算されるべき消費税額を算出しています。

  ↓  ↓  ↓

本来自動計算されるべき元の消費税額と、実際に仕訳に登録されている消費税額から算出した元の消費税額が異なることがあります。

その結果、“消費税額を手入力で入力・訂正していないのに、「消費税額変更リスト」に集計されてしまう”という現象が起きます。稀なケースと考えられますが、あらかじめご了承ください。

現象が起きるのは、以下の条件をすべて満たす場合です。

  • 仕訳を「外税自動計算」で入力している

  • 本来外税ではありえない金額が入力されている

他の計算書類が正しく計算されないなどの影響はありません。また、仕訳の修正を行う必要はありません。

ヒントと注意事項

  1. 「セキュリティ」-「領域ユーザーの登録」で、処理レベルが「領域責任者」に設定されているユーザーのみ本処理を実行することができます。

    「領域責任者」以外のユーザーには、メニュー上も「監査」以下の内容が表示されません。

  2. 条件指示画面の「その他の設定」-「二重線付データを出力する」にチェックマークを付けても、出力先が「Excel」の場合は、二重線付データは出力しません。

  3. 以下の場合は、本来自動計算されるべき元の消費税額と、実際に仕訳に登録されている消費税額が異なりますが、本処理では集計の対象外となります。結果的に両方の消費税額が0で登録されるためですが、消費税額が有効桁数を超える稀なケースと考えられますが、ご了承ください。

    • 仕訳の金額から自動計算された消費税額が有効桁数を超える場合(仕様として消費税額が0に調整のうえ、登録されます。)

画面

メニューの「監査」-「消費税額変更リスト」を選択すると、以下のような画面が表示されます。

指定した条件に合致する伝票が表示されます。