導入事例
株式会社ワイズ 様

管理会計のための充実した機能で、まさに管理会計=経営会計を実現。『PCA会計X』ならではの豊富な分析機能も活用し、各部門の採算性と達成度を把握
企業のオフィスに不可欠なOA機器からソフトウェアまでを、ワンストップで取り扱っている株式会社ワイズ。1995年の設立からわずか20年足らずで名古屋・大阪・福岡など計6カ所の拠点を設けるほど、業績が拡大している。その中で必要となったのが確実な「管理会計」だった。そのために導入されたのが『PCA会計』だ。『PCA会計』によってどのような管理会計が行われているのか。さらにPCA製品全般の特長についても、わかりやすく語っていただいた。
導入の狙いと効果
- 導入の狙い
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- スタンドアロン利用による業務の集中を分散させたい。
- 拡大する企業の規模にふさわしい管理会計を行いたい。
- 給与明細書の発行業務の効率化を行いたい。
- 導入の効果
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- ネットワーク化によって、業務を分散。
- 『PCA会計X』の5区分の管理仕訳機能、粗利予算割りや税込金額配賦等の柔軟な配賦入力、自由なグルーピングによる部門別一覧表、豊富な分析機能等によって、満足できる管理会計を実現。
- 『PCA給与X』と『Web給金帳※1』の連携によって、全国の支店の給与業務を短時間で処理。
導入システム
- PCA会計X with SQL (3CAL)
- PCA人事管理X システムA
- PCA給与X システムB
※1:『Web給金帳』は、(株)インターコムの製品です。
導入企業とプロフィール
株式会社 ワイズ
資本金 | 3,000万円 | 社員数 | 120名 |
---|---|---|---|
業務内容 | ネットワークセキュリティ商品の企画、開発、販売 | ||
本社所在地 | 〒101-0041 東京都千代田区神田須田町1-9 相鉄神田須田町ビル4F | ||
拠点 | 御茶ノ水オフィス/立川支店/名古屋支店/大阪支店/福岡支店/品川営業所 | ||
設立年月日 | 1995年4月5日 | ||
URL | http://www.ys-net.ne.jp | ||
企業説明 | OA機器の販売から、次世代を見据えた 弊社はOA機器の専門商社として、OA機器ユーザーの皆様の声にお応えすべく長年にわたり尽力してまいりました。 『オフィスのセキュリティをもっとしっかり対応したい』、『便利な社内サーバーが欲しい』、『仕事がスムーズに進められる販売管理ソフトや伝票作成ソフトが欲しい』、このようなお客様の声を基に全社員一丸となって商材を開発し、取り組んでおります。 今後とも是非「ワイズ」にご用命いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。 |
導入前の運用と課題
『PCA会計』なら「確実な管理会計」ができる
1995年の設立以降、東京都内に3カ所の本社・支店、さらに名古屋・大阪・福岡にも支店を開設し、120名以上の社員を擁する企業に成長した株式会社ワイズ。規模がどんどん拡大していく中で、会計業務に関する2つの問題が表出した。まず1つは、設立時から会計を担当している管理部 取締役管理部長 日根野雅敏氏への業務の集中だった。
「会計以外に営業の業務もあり、社内に常にいるわけにもいきませんでした。月次決算を行っているため当然業務は集中し、1人スタンドアロンで処理することがオーバーワークになってしまったのです」(日根野氏)
そして2つめの問題が、業績拡大にともない一般的な財務会計の数字ではなかなか見えにくい、部門別による収支管理などの「管理会計」が必要になったことだ。
「当社は十数部門に細かく分かれており、社内仕入などの社内間取引もあります。月次で部門別損益を出しているわけですが、『具体的にどの事業や部門が収益に貢献しているのか?』については一般会計ではなかなか取り込めない部分でした。しかし『PCA会計』なら部門別の売上集計や営業評価に確実に対応できると考えたのです」(日根野氏)
そこで『PCA会計』を導入。以後、バージョンアップを繰り返しながら、現在は『PCA会計X』『PCA給与X』+『Web給金帳※1』を利用。本社内で3台のネットワークによって、1人だけに負荷がかかる状況も改善できている。
株式会社 ワイズ 管理部
取締役管理部長
日根野 雅敏 氏
株式会社 ワイズ 管理部
加藤 美希 氏

導入後のメリット
充実した管理会計の機能で、1円単位まで各部門の採算性がわかる
『PCA会計X』の導入によって、日根野氏は「1円単位まで各部門の採算性がわかるようになった」と高く評価している。また経営者の視点としては「確信を持って業績を判断できるようになった」と語る。『PCA会計X』の管理会計機能は、財務仕訳と同じデータ領域に管理仕訳を入力することができるため、「財務会計用データ領域」と「管理会計用データ領域」を分けて二重管理する必要もなく、画期的だ。
このような「1円単位で各部門の採算性」を把握するために、『PCA会計X』では次のような機能を用意している。
【管理仕訳入力の強化】・・・5区分の管理仕訳区分の名称を、企業の実情に合わせて自由に変更できる。管理区分を絞り込んで出力できるため、部門間の利益付け替えや費用の配賦を管理仕訳として入力でき、経営判断に有効な管理資料を作成できる。
【配賦入力】※2・・・あらかじめ数パターンの配賦基準を設定できる。株式会社ワイズの場合は人数割り、あるいは粗利予算割りなど数種類の基準で集計しており、この機能は非常に便利だという。また部門配賦入力の税込金額での配賦にも対応している。
【部門別一覧表】・・・合計残高試算表の形式で部門別の一覧を表示できる。部門やグループ(事業)※3を自由に選択でき、パターン登録も可能。営業部別や地区別など様々な切り口による数字の確認が可能だ。株式会社ワイズでは支店別・部門別の損益を把握するためによく利用している。
『PCA会計X』の分析機能※4だけでほぼ完結
これらに加えて「予算実績比較表」も徐々に使い始めているそうだ。予算実績比較表では年次、半期、月次それぞれの予算と実績の差異を把握できるが、管理会計において便利なのが「部門別予算実績比較表」だ。この集計で部門ごとの詳細な達成度を知ることができ、組織内部の業績測定には非常に役立つ。
「予算実績については、以前はExcel®データを加工していましたが、どうしても見づらいものになっていました。しかし『PCA会計X』の予算実績比較表なら集計もしやすいし、かつ見やすいというメリットがあります」(日根野氏)
『PCA会計X』では分析機能を豊富に搭載しているが、同社では「補助科目別ABC分析」もよく利用している。補助科目別ABC分析では、補助科目の金額の集計に加え、ABCのランク付けができ、グラフもランクごとに色分けされ、見やすくわかりやすい。残高金額、貸方金額、借方金額での集計が可能だ。
「他社の会計ソフトも見てきましたが、分析機能は『PCA会計X』が高い印象です。100%分析機能を使いこなせているわけではありませんが、現状は『PCA会計X』の分析機能だけでほぼ完結できています。消費税の税率変更についても、問題なくスムーズに移行できました。問題なくスムーズに違和感なく利用できること。会計ソフトに必要なこれら基本の部分についても満足しています」(日根野氏)
簡潔なオペレーションで、業種や規模を問わずあらゆる企業に対応できる『PCA給与X』
同社では『PCA給与X』と『Web給金帳』とを連携させ利用している。『PCA給与X』で給与・賞与・社会保険等の一連の処理を行い、『Web給金帳』で明細書をメールやwebで社員に自動配信している。同社のように支店の多い企業にとっての『PCA給与X』+『Web給金帳』の利便性を、日根野氏は次のように語る。
「当社の場合、福岡支店に明細書を郵送するとなると、中2日は見ておく必要があり、給与支払い処理の時間もタイトになってしまいます。しかしwebを利用することで時間的な余裕が生まれます」(日根野氏)
また、「業種を問わず使いやすい給与ソフト」だとも感じているため、給与業務に困っている企業があれば紹介したいとも考えている。例えば、前月の給与データをそのまま使う複写入力や、社員情報登録のマスターナビゲートの一括入力機能などがあり、従業員数が100名を超えるような企業でも、ボタンやキー一つで入力や変更の処理ができる。オペレーションそのものが簡潔なため、業種や規模、入力する人のスキルを問わず導入しやすい給与ソフトだといえる。
使う機能の探しやすさ、そしてスタイリッシュで親しみやすいPCAソフト
PCA製品を熟知する同社管理部 加藤美希氏は、PCA製品を「一言で表現するなら、機能がスタイリッシュに絞り込まれたソフト」だと評する。その一例が「マイメニュー機能」だ。入力担当者が数名いる場合、その入力内容や作業内容も人によって異なる。その場合、マイメニュー機能によって自分の担当する範囲をあらかじめ登録しておくことができる。
また「検索性の高さ」も、各企業から評価を受けている部分だと語る。
「PCAソフトの検索では前方一致・後方一致と柔軟に検索できますが、他社ソフトの場合は完全一致でなければ表示されないものがまだあります。実際に各企業で業務を行っている方は、言葉の一部分だけを覚えていたり、科目コードも確実に頭に入っているわけではありません。ですからPCAの柔軟で高い検索性は、毎日の業務の運用に直結してきます。この検索性に強いという点は各企業の担当者の方も興味を示される部分です」(加藤氏)
また、 『Xシリーズ』 へのバージョンアップによって、次のようなメリットも加わったという。
「画面のデザインがとてもよくなり、親しみやすく、とりかかりやすいものになりました。デザインや見た目はとても大事で、PCAソフトを導入する企業には中小企業が少なくありません。その場合、経理や会計は経営者の奥様など女性が担当するケースが多いので、スタイリッシュで親しみやすい画面というのは、大きなポイントになってきます。Xシリーズになって、パステル調や透かしのあるデザインになり、とてもよかったのではないでしょうか。これに加えて『使う機能の探しやすさ』がPCAソフトの特色だと思います」(加藤氏)




今後の展望と課題
同社では今後、『PCA会計X』『PCA給与X』『PCA人事管理X』との連携や、ネットワークのライセンス数を増やし、さらに拡大して利用することも検討しているそうだ。
同社は現在、日本全国に約7,000社の顧客を持つ。統合型ネットワークストレージサーバーなどの自社製品の開発や販売も行っており、保守管理やコンサルティングも含めたワンストップサービスの質を、さらに向上させていきたいと語る。
「今後もPCAとともに、次世代を見据えたサービスを提供してまいります」(日根野氏)
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ピー・シー・エーから一言
いつもPCA製品をご利用いただきまして誠にありがとうございます。
『PCA Xシリーズ』のデザインをお褒めいただき恐縮です。リニューアルした『PCA Xシリーズ』は、見た目のデザインだけでなく、業務に沿ったメニュー・マスターの再配置を行いました。
従来からご利用いただいているお客様からは、場所が変わってわかりづらいとのお声を頂戴することもございますが、慣れていただけますと業務効率が向上できると確信しております。
また、「管理仕訳区分」や「配賦入力」を利用した部門別の月次決算について、御社での活用方法を大変わかりやすくお教えいただき、ありがとうございます。管理会計を導入されたいお客様へのご提案時には、参考にさせていただきたく存じます。
『PCA会計X』をご利用いただき、誠にありがとうございます。
『PCA会計X』で機能強化した配賦入力や部門別一覧表、新規に追加した部門別予算実績比較表といった処理を有効活用していただけているようで、大変うれしく思います。
今後も部門別帳票の強化を予定しておりますので、こちらもお客様の業務のお役に立てれば幸いです。
他の機能についても機能強化に努めていきたいと思いますので、末永くご愛顧のほどよろしくお願いいたします。
これからも優れたユーザーエクスペリエンスを実現できるような新機能や制度対応を行って参りますので、引き続きPCA製品をご愛顧のほど宜しくお願いいたします。
『PCA給与X』をご利用いただきまして、誠にありがとうございます。
使いやすい、導入しやすいソフトと評価していただけていることを大変嬉しく感じます。
お客様により一層満足していただけるよう、機能追加を行っていきたいと思います。
引き続き『PCA給与X』をご愛顧のほどよろしくお願いいたします。