導入事例
ツバメタオル株式会社 様

日本一のタオル生産量を誇る企業が選んだPCAの給与・勤怠管理システム。中小企業の総務・人事担当者をバックアップできるPCAのサポート内容への高い評価。
大正2年創業のツバメタオル株式会社は、日本一のタオル生産量を誇る。日本国内で最も大きなタオル工場を運営しており、日本一の生産量を誇る企業だからこそ徹底した品質管理と環境への配慮を行っている。同社が給与・勤怠管理の効率化を図るために選んだのが『PCA給与X』と『就業管理クロノス』『テレタイムe』だ。「タオル業界の中で一番足腰の強い会社」(重里会長)がPCAを選んだ理由、そして効率化の成果について伺った。
導入の狙いと効果
- 導入の狙い
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- 複雑な勤怠管理を、正確でスムーズに効率化させたい。
- 限られた人員で対応している社会保険関連の処理を正確に行いたい。
- 管理帳票の管理を簡素化したい。
- 中小企業の総務・人事を手助けしてくれるサポートが欲しい。
- 導入の効果
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- 『PCA給与X』『テレタイムe』『就業管理クロノス』の連携・システム化によって、勤怠管理から給与支払いまでの処理をほぼ自動化。
- 『PCA給与X』の自動アップデートによって制度改正などの改定に確実に対応。
- 『PCA給与X』『テレタイムe』のシステム化によって、出力すべき管理帳票も最小限に。管理そのものをシンプル化。
- サポートセンターやインストラクターによる導入支援によって、スムーズに操作できる環境を実現。
導入システム
- PCA給与 システムA
- 就業管理クロノス※1
- テレタイムe (タイムレコーダー)※2
※1:『就業管理クロノス』、2)『テレタイムe』は、クロノス株式会社の製品です。
導入企業とプロフィール

ツバメタオル株式会社
資本金 | 2,000万円 | 従業員数 | 73名 |
---|---|---|---|
主業種 | 繊維製品 | ||
業務内容 | タオル・バスタオル等の製造販売 | ||
本社・本社工場 | 〒598-0021 大阪府泉佐野市日根野7181 | ||
創業 | 大正2年7月1日/設立:昭和37年2月1日 | ||
年間生産量 | 20,000,000枚(フェースタオル換算) | ||
URL | https://www.tsubame-towel.com | ||
企業理念 |
人と環境に優しいタオルづくり |
導入前の運用と課題
日本一のタオル生産量を誇る老舗企業。その給与・勤怠管理を効率化したい
国内のタオル生産量の47%を占めている「泉州タオル」。その中でも日本一の生産量を誇り、中小企業庁主催の「がんばる中小企業・小規模事業者300社」にも選定されたのがツバメタオル株式会社だ。同社の年間生産量は20,000,000枚(フェイスタオル換算)。しかも非常に優れた吸収性を持つタオル製品を、環境にとことん配慮して生産している。
日経ものづくり大賞も受賞した同社の高い品質のタオルだが、それらを実際に作っている従業員の数は、パートタイムも含めて約80名。工場のためシフトは多岐にわたっており、正社員の場合でも複数の勤務シフトがある。以前はこれらの複雑な勤務管理を、オフコンと手計算で行っていた。
「オフコンの旧システムは機能が少なく、勤怠管理はタイムレコーダーに印字されたデータを目で拾って、それを手計算で処理していました。オフコンには何回も入力しなければならず、その操作を行わなければ計算にたどり着けなかったんです。そして計算の都度、出力して確認。その作業の繰り返しで、管理帳票の作成にも時間がかかっていました」(総務部 課長 石田正成氏)

重里 豊彦 氏
ツバメタオル株式会社 総務部 課長
石田 正成 氏
選定のポイント
勤怠管理の効率化はもちろん、操作のしやすさと指導の充実 ぶりでPCAに
同社は年間生産量から考えると、決して従業員数が多いわけではない。むしろ少数精鋭で品質の高いタオルを生産している。給与・勤怠管理についても少人数の総務部で行っており、「①給与・勤怠管理にかかる時間を削減できること」。そして「②少人数の総務部でも、正確に間違うことなく複雑な勤怠管理を実行できること」が、ソフト選定の当初の条件だったという。
この2つの条件をクリアできるソフト、システムを、PCAを含め3社比較検討した。具体的な検討に入ると、さらに新たな条件が加わったと代表取締役会長の重里豊彦氏は振り返る。
「実際に給与・勤怠管理を担当する社員は、決してソフトやパソコンに詳しいわけではありません。そのようなスキルの社員でも確実にスムーズに入力操作できることも重要でした」(重里氏)
実際に給与・勤怠管理を担当している石田氏は、PCAの指導や説明の丁寧さが決め手になったと評価している。
「正直に話すとPCAの導入費用は3社の中で真ん中。高くはないけれど安くもなかったんです。ですから価格が決め手とはいえないのですが、当時天満橋にあったPCAの大阪支店に行っていろんな疑問をぶつけてみました。導入した場合、これまでの作業がどう変わるのかを詳細に教えてもらい、何ができて何ができないのかもはっきりとわかりやすく教えてもらいました。他のメーカーでは、便利な機能についてはオプションの場合も多かったのですが、PCAは標準パッケージの中でできることを具体的に教えてくれました。その懇切丁寧な説明を聞いて、PCAを選びました」(石田氏)
導入後の効果
システム化によって管理そのものをシンプルにできた
同社では現在、『PCA給与X』と『テレタイムe(タイムレコーダー)』『就業管理クロノス』によって、次のような給与・勤怠管理を行っている。
①従業員が出社/退社する際に、『テレタイムe』にICカードをかざす。→②『テレタイムe』のデータはそのまま『就業管理クロノス』へ。→③月次で勤怠データを『PCA給与X』へ取り込み、給与計算。→④給与明細書入力も自動計算のため、そのまま出力へ。
仮にデータに修正がある場合は、給与明細書入力から修正が可能だ。当月の給与が確定した後は、承認を行うことができ、承認後のデータは修正・削除ができないためデータの不正な改変を防ぐこともできる。給与計算と勤怠管理の連携で、タイムレコーダー打刻から給与支払いまでの一連の処理をシステム化させることに成功した。このシステム化が別の効果も生んでいる。
以前は様々な帳票の管理にも頭を悩ませていたが、このシステムを導入したことで、給与勤怠支給控除一覧表と給与振込チェックリストを出力し、最後に給与支払明細書を出力すれば完了となり、管理そのものをシンプルにできた。


処理時間を2日間も短縮。社会保険料率改定にも確実に対応できる安心感
今回のシステム導入によって、給与・勤怠管理に要する処理時間はかつての4~5日から、1~2日へと大きく短縮した。「時間短縮」と「確実な処理」という当初の目的は、十分に果たせたと石田氏は語る。
「2、3日もの時間短縮はやはりすごいです。その分、他の仕事ができますからね。実は当社で給与・勤怠管理の入力を行っているのは私一人。勤怠管理以外にも総務・人事に関する様々な仕事を担当しているので、この大幅な処理時間の短縮化はとても意味があります」(石田氏)
同社に限らず、1名あるいはごく少人数の社員で給与・勤怠管理を行っている場合、給与計算や勤怠管理だけでなく、制度改正などの改定への対応にも注意が必要になる。その点も『PCA給与X』によって業務に安心感が加わったと語る。
「以前の旧システムでは制度改正の対応にいちいちCD-ROMをインストールしていたのですが、現在『PCA給与X』では、更新プログラムがあるとソフト起動時にメッセージが表示される※3ので、その指示通りにしていれば間違いありません。マイナンバーがよい例ですが、あのような大きな変化に対応するのは1名では大変です。しかしPCAによってそのような変化にも対応できるのは心強いです」(石田氏)
同社では他にも社員の入社から退職までにおける個人管理機能全般や、部署管理および役職管理など、『PCA給与X』の機能を上手に業務へ取り組み運用している。


中小企業の総務・人事担当者 を助けられるサポート内容
同社と同様に、中小企業における総務・人事をサポートできるソフトとして、PCAにはある強みがあると石田氏は評価している。それはサポートや導入支援における指導内容の高さだと語る。
「例えばサポートセンターはいつ電話しても丁寧に教えてくれます。PCAの営業社員もよくこちらの声を聞いてくれます。また当社では『PCA給与X』『テレタイムe』『就業管理クロノス』の導入をスムーズに成功させるため、複数回にわたって有償の導入指導を受けました。そのときのインストラクターの指導が大変わかりやすくとても頑張ってくれました。これらの対応についても満足しています」(石田氏)
重里会長も同様の感想を抱いている。
「今回のシステム導入は当社にとって、これまでの勤怠管理を数十年ぶりに変更する大きなチャレンジでした。そのためインストラクターにも来てもらい確実に操作できるようにしてもらいました。最初は慣れるまでに時間がかかると想像していましたが、順当に混乱なく導入・操作できました。導入して約2年ですが、この間一度もトラブルなくスムーズに利用しています。当社の様な中小企業の場合、総務・人事の担当者に任されている仕事は想像以上にあります。また人事管理についてはマイナンバーやストレスチェックなど、毎年変化が伴います。人員を割けない分、ソフトやシステム、そしてソフトウェアメーカーのサポートによってこれらの業務を部分的でもカバーできることは、これからますます重要になっていく点ではないでしょうか」(重里氏)



今後の展望
泉州タオルの立役者でもある重里氏は、ものづくりや地方経済の活性化について大学での講演やテレビ出演なども行っている人物だ。これからの時代は複雑で多様な働き方が広がり、ソフトウェアそのものも、より高い対応能力が求められるだろうと語る。
「瀬戸内海に面した地域でもあるため、泉州タオルは世界一厳しい環境基準を設定して、高い品質のタオルを生産しています。当社では徹底的に体に安全な素材を使ったタオルを開発・販売しています。これからもコストを上げずに競争力を上げていくためには、合理化・効率化は必要です。そのような中小企業の願いをカバーしてくれるようなソフト作りを、今後もPCAに期待したいです」(重里氏)
様々な導入事例をまとめたガイドブックをはじめ
各製品の資料も是非ご覧ください。
ピー・シー・エーから一言
『PCA給与Ⅹ』をご利用いただきありがとうございます。
業務の効率化に貢献できていることをうれしく思います。
今後もPCA製品を利用することで、安心して制度改正へ対応できるように努めてまいります。
引き続きPCA製品および連携製品をご愛顧のほどよろしくお願いいたします。
『就業管理クロノス』をご利用いただきまして誠にありがとうございます。
数十年ぶりの勤怠管理変更に対し、トラブルの無い導入、運用を実現できた事を嬉しく思います。
導入のきっかけとなった、追加機能をオプションで実現するのではなく標準パッケージ内で対応できるということは開発のコンセプトにもなっておりますので末永くご利用いただければ幸いです。
引き続きPCA製品・サービスをご愛顧のほどよろしくお願いいたします。
「PCA給与シリーズ」「勤怠管理システム」をご利用いただきまして誠にありがとうございます。
総務・人事担当者の数ある業務のサポートが出来、スムーズな運用で社内における業務効率の向上に役立つシステムとしてご利用いただいているとのこと、嬉しい限りです。
PCAは、システム選定から、運用スタートにおけるまで、営業・サポート・指導会社と情報を密にやり取りし、様々な面でお客様をサポートさせていただいております。
電話サポートにつきましても、お客様からのお問い合わせには的確かつ丁寧にお答えできるよう日頃より心がけておりますので、今後もご利用の程よろしくお願いいたします。
今後も、お客様の業務に役立てる様々なサービスを提供してまいりますので、引き続きのご利用、宜しくお願いいたします。