導入事例
株式会社 システムインナカゴミ 様

先進のICTをよく知る企業が、PCA製品を長年使い続ける理由とは︖
企業のニーズで選べるPCAソフト
働く人ならば誰しも給与の締め日と支払日の間隔は短いほどうれしい。一方で中小企業の多くは限られた人員で総務業務を行っており、タイトなスケジュールでの支払いは簡単ではない。しかし株式会社システムインナカゴミでは、長年PCAソフトを使ってきた社員の経験値と『PCA給与』によって、このすばやい対応を可能にしている。
導入の狙いと効果
- 導入の狙い
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- 多様な職種と雇用形態に柔軟に対応できる給与システムにしたい。
- 少人数の人員で、締め日と支払日の間隔も短くできる給与システムにしたい。
- 法改正に迅速かつ確実に対応したい。
- 導入の効果
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- 『PCA給与』では同じ部門内でも社員ごとに異なる給与体系を割り当てることができ、独自に設定できる支給・控除項目も多い。そのため、多様な職種と雇用形態に対応でき長く使い続けられる。
- 連携機能が充実しており、勤怠データを取り込むことで給与計算にかかる時間を短縮でき、少人数でもスムーズに給与業務を遂行できる。
- ソフトが法改正にきめ細かく対応するだけでなく、サポートも活用できることでスムーズな業務遂行が可能。
導入システム
- PCA会計
- PCA給与
導入企業とプロフィール

株式会社 システムインナカゴミ
所在地 | 〒409-3845 山梨県中央市山之神流通団地1-8-2 | ||
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設立年月日 | 1988年9月22日 | ||
従業員数 | 66名 | ||
主業種 | 小売業 | ||
URL | https://www.sin.co.jp/ | ||
企業理念 |
『先進技術により人類の発展に貢献し、安心で幸福な社会を創る』 |
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業務内容 |
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導入前の運用と課題
新しいモノ好きの会社が、長年にわたってPCAソフトを利用
株式会社システムインナカゴミは「デジタルの先駆者」とも呼べる企業だ。1981年にマイコンの販売を開始し、翌年には山梨県初のマイコンショップをオープン。1992年にはまたも同県初のドコモショップを開き、2009年には時代に先駆けてデマンドバスの乗り合いシステムをリリース。まだ3Dプリンターが珍しかった頃に、アメリカの3Dプリンターメーカーと国内販売代理店契約を結び、3Dプリンター専用ショールームも開設するなど、次から次へと新しいテクノロジーを導入・販売してきた実績がある。「当社の代表が新しいモノ好きなんです」(管理部/西川敏章氏、青柳洋美氏)と社員からも評されるように、同社は先進のICT技術をいち早くビジネスとして展開してきた。そんな新しいモノ好きの同社が、長年にわたって利用しているのが『PCA給与』『PCA会計』だ。じつに1990年代から継続して利用している、PCAソフトの特徴をよく知る企業の一つといえる。
社員数の推移と雇用形態の多様化に、柔軟に対応できる給与システムにしたい
「私たち2名が入社した頃には、すでに『PCA給与』『PCA会計』が導入されており、選定理由について詳しくわからないのですが、以前の社内の状況を想像すると、次のようなことが考えられます」(西川氏、青柳氏)
80年代からコンピュータ機器の販売を手掛けていた同社では、時代に合わせ社員数も約30名から100名の間で推移してきた。『PCA給与』を導入する前は、紙のタイムカードから勤怠時間を集計し、手計算で給与支払額を出す方法がとられていたが、社員数が増減する中で、その作業には限界があったと考えられる。
「おそらくPCA導入前は30名から50名弱の従業員数だったと思います。問題は従業員数の増減だけではありません。手掛けている事業の幅広さも、給与処理を複雑にしていました」(西川氏)
コンピュータ機器の販売だけでなく、同社はシステム開発も手掛け、さらに中古PCの買取・販売センターの運営、携帯電話・スマホの複数店舗におよぶショップ運営、海外製3Dプリンターの輸入販売など、その事業は多岐にわたる。
「『PCA給与』の導入当時はまだ3Dプリンター事業は展開していませんでしたが、携帯ショップは順調に店舗を増やし、県下最大の売り場面積を誇るPCショップもすでに開設させていました。法人向けにコンピュータ機器やソフトの販売営業をする社員もいれば、夜遅くまで残業しシステム開発に取り掛かる社員、土日も営業する店舗には社員もいればパートタイマーの人もいます。このように当社は働き方も雇用形態もじつに幅広く、紙ベースで管理するのは非常にきつかっただろうと想像します」(青柳氏)

管理部
西川 敏章 氏

管理部
青柳 洋美 氏
導入後の効果
給与の締め日と支払日の間隔を1か月から10日に短縮
現在、同社では、
- ①顔認証システムによる打刻
- ②その打刻データを勤怠時間に自動的に集計
- ③集計した勤怠時間データを『PCA給与』に連携して給与計算
『PCA給与』は同じ部門内・職種でも社員ごとに異なる給与体系を割り当てることが可能で、複雑な雇用形態や給与体系にも対応しやすい。労働基準法に準拠した「45時間超」などの残業時間の管理ができる項目も標準で対応している。
「『PCA給与』導入前は数名掛かりで計算をしていたようですが、支払いスケジュールも当月25日締め翌月25日払いの1カ月だったそうです。
現在は、一連の給与の処理は私1名で対応しています。念のため勤怠データを一旦確認してから『PCA給与』に取り込ませているため、約70名弱の給与計算の処理は、余裕を持って3日~5日間の時間を充てています。ですが、このスケジュール感で、問題なく当月15日締め当月25日払いのスケジュールを守れています」(青柳氏)
つまり同社では『PCA給与』の導入によって、給与計算の要員を数名から1名に、締め日と支払日の間隔を1か月間から10日間へと大幅に短縮できたことになる。

アップデートによって法改正にそった確実な給与の支払いが可能
同社は『PCA給与8』『PCA給与9』『PCA給与X』そして最新の『PCA給与DX』まで、数度のバージョンアップを経験してきた。また、継続して保守に加入しているため、最新リビジョンへの無償アップデートも度々おこなってきた。
「おや、こんなこともできるようになったんだと、バージョンアップのたびに助かることが多かったです。特に、社員ごとに給与体系が割り当て可能になったことや、支給控除項目の拡充は、待ってました、と感じましたね。あとは、給与計算において助かると特に実感するのはやはり法改正の部分です。毎年新たな改正が加わるので、自助努力だけで付いていくのは大変です。しかし『PCA給与』は基本的に無償アップデートで最新の法改正に対応した処理ができるので、かなりの部分をソフトに任せてしまえて安心です」(青柳氏)
給与計算においては、年末調整に関わる改正以外にも、協会けんぽの保険料率改定や厚生年金保険の標準報酬月額の等級区分の追加など、制度改正が続いている。中小企業の給与担当者の多くは1名あるいは少人数で業務を抱えており、このような情報を確実に把握し、自分で対応するのは簡単ではない。
しかしPCAでは給与などの法改正に関する情報をホームページで公開しており、ユーザー自身が自分のタイミングで法改正情報を確認することができる。また、『PCA給与』の従来のプログラムでは対応できない法改正があっても、基本的に無償アップデートを行うことで対応が可能だ。
PSS会員のサポートを活用し業務をスムーズに遂行
システムインナカゴミはPCAのPSS会員制度を有効利用している。PSS会員になると特典として、先述のソフトの法改正プログラムの無償提供(※大幅な変更は有償のバージョンアップにて対応)以外に、会員専用サポート電話を利用できる。
「私は主に電話で会員専用のサポートセンターを利用しています。まず電話がつながりやすいです。勤怠システムとの連携項目の追加や変更をしたい際もお問い合わせをすると、迅速で丁寧に操作方法を案内してくれるので、業務が停滞することもありません。年末調整における不明点もすぐに解決できとても助かりました」(青柳氏)
昨今、メールでのみ問い合わせを受け付けるというサービスも増えているが、このようにいざというときに頼りにできるサポート電話回線があるかどうかも、基幹業務ソフトの選定時の重要なポイントと言えるのではないだろうか。

今後の展望
企業ごとに異なるベストな選択肢に対応できるのがPCA製品
同社は業務ソフトの販売も行っており、利用者目線を持ちながら顧客に最適なソフトを紹介できることを強みとしている。管理業務を行う西川氏は営業の経験も持つ。
「私自身の考えとしては、PCA製品は管理業務に多くの要員を投入できない中小企業にとって、使いやすいソフトだと考えます。当社が導入してこれだけ時間と作業を効率化できたわけですから」(西川氏)
最新バージョンへの変更が無償となるクラウド版や、外部にデータを置きたくないというニーズに対応できるオンプレ版など、PCAソフトはニーズに合わせてラインナップを選択できる。どのラインナップを選んでも同じ操作画面で、データも移行できるというメリットを生かし、顧客には、ベストな選択肢をご提案しているという。
「当社は今後もお客様に寄り添ったシステムの提案をしていきます。新しいモノ好きの企業ですが、長年にわたってPCAを利用しているのも、それが当社にとってベストな選択肢だからです。今後もお客様の求めているシステムを過不足なくわかりやすく提案していきます。同様にPCAにもクラウド版やその他最新ソフトのメリットなどを、顧客それぞれの事情や環境にそって、さらにわかりやすく情報発信してもらいたいですね」(西川氏、青柳氏)

https://www.sin.co.jp/
様々な導入事例をまとめたガイドブックをはじめ
各製品の資料も是非ご覧ください。
ピー・シー・エーから一言
日頃より『PCA給与』・『PCA会計』をご利用いただきまして誠にありがとうございます。
弊社は山梨にサポート・検証・開発・物流の拠点がございますので、山梨の企業様の課題解決のお力になれて幸いです。
以前の紙ベースでの運用・管理は煩雑であり、給与計算においても非常に苦労されていたことと存じます。
その中で『PCA給与』をご選定いただき、今に至るまでお客様の幅広い業務形態に柔軟に対応できている事、大変嬉しく思います。
今後もバージョンアップやアップデートを通じて、法改正のみならずお客様のご要望に寄り添った対応をしてまいりますので、些細な事でもぜひご要望をお聞かせください。
更なるお客様の業務効率化に向け、弊社も邁進してまいります。今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
『PCA給与』を長年ご利用いただき誠にありがとうございます。
多くの雇用形態に対応する柔軟性、制度改正対応など、評価していただき非常に嬉しく思います。
今後も、常にお客様にとってのベストであり続けるよう、制度改正対応や機能改善をおこなってまいります。
引き続きPCA製品をご愛顧のほどよろしくお願いいたします。