導入事例
株式会社 協伸電設 様

複数の拠点でも『テレタイムX-F』と『就業管理たんぽぽ』で、勤怠を一括管理。社会保険事務の適切な処理を証明できる給与計算システム
株式会社協伸電設は、電気工事業のみならず消防施設工事業や排水管清掃業など、電設関連の工事をトータルに請け負っている企業だ。順調に業績を伸ばし、新たに事務所も開設。そのため複数の拠点において正確な勤怠管理を行う必要が生まれた。そこで導入されたのが『PCA給与X』+『テレタイムX-F(タイムレコーダー)※1』+『就業管理たんぽぽ※2』だ。同社から「不満がいっさい思い浮かばない」と高く評価されるPCAの勤怠管理・給与計算システムについて、その効果を伺った。
導入の狙いと効果
- 導入の狙い
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- 紙のタイムカード+給与ソフトの入力という二度手間を解消したい。
- 事務所が複数になり、複雑になった勤怠管理を整理したい。
- 導入の効果
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- 『テレタイムX-F』(タイムレコーダー)にICカードをかざすだけで、自動的に打刻データの確認、給与ソフトへの反映が可能に。
- 『PCA給与』のネットワーク化と、『テレタイムX-F』導入で、スムーズに本社で勤怠を一括管理。
導入システム
- PCA給与X システムB
- 就業管理たんぽぽ
- テレタイムX-F (タイムレコーダー)※1
※1:『テレタイムX-F』(タイムレコーダー)と『就業管理たんぽぽ』は、クロノス(株)の製品です。
導入企業とプロフィール

株式会社 協伸電設
資本金 | 2,000万円 | 社員数 | 16名 |
---|---|---|---|
業務内容 | 電気工事業、管工事業、消防施設工事業、排水管清掃業、建築工事、土木工事 | ||
所在地 | 〒168-0073 東京都杉並区下高井戸3丁目14番2号 | ||
設立年月日 | 昭和40年2月25日 | ||
URL | http://kyoshindensetsu.co.jp/ |
導入前の運用と選定のポイント
導入の決め手は「1.操作性」「2.コスト」「3.丁寧」で親切な指導
株式会社協伸電設では以前、「紙のタイムカード」+「他社の給与ソフト」を用いて、勤怠管理および給与計算を行っていた。毎月、タイムカードに打刻された時間を手計算し、その結果を給与ソフトに入力。従業員数は約20名ほどだが、給与体系が複雑なため、給与計算は決して簡単ではない。そのため給与計算にはおよそ2、3日の時間が必要だったそうだ。
そこでまずは給与ソフトの見直しが行われた。数社のソフトが比較検討されたが、『PCA給与』を選んだ理由として、同社代表取締役 鈴木聡氏は次の3つのポイントを評価している。
「まず1つ目は、『PCA給与』は使いやすく、操作性の点で優れていたこと。そして2つ目は価格が安いというコスト面。そして3つ目は、実際に導入を決めた後の話になってしまいますが、インストラクターの方が非常に親切に教えてくれた点です。お陰様で躊躇なく使えるようになりました」(鈴木氏)
これらの点が決め手になり2008年に『PCA給与9』と『就業管理たんぽぽ』を導入。納品・設置には2週間、本稼働までは3週間という短期間のスケジュールで、スムーズに導入・稼働できた。

代表取締役
鈴木 聡 氏
導入後の効果
かざす→自動的に打刻データを確認→給与ソフトへ反映
以前は2、3日必要だった給与計算に要する時間が、現在ではおよそ2、3時間に短縮できたという同社。同社の場合のこの大幅な時間短縮の理由には、『PCA給与』と『就業管理たんぽぽ』、さらに『テレタイムX-F』の導入がある。
同社は昨年、事務所を新設。2カ所での勤怠管理が必要となった。そこで「複数拠点・遠隔地での勤怠管理をスムーズに行えるシステム」として導入されたのが『テレタイムX-F』のネットワーク化だ。
同社の勤怠管理システムは、次のような流れになる。まず『テレタイムX-F』によって、従業員は出社時および退社時に「ICカード」をカードリーダーにかざす。するとその打刻データは自動的に『就業管理たんぽぽ』へ取り込まれる。『PCA給与X』と『就業管理たんぽぽ』は連動しており、新設した事務所での勤怠データは本社で確認できる。
カードはカードリーダーにかざすだけでデータが取り込まれるため、直接カードリーダーに触れる必要がない。このシステムは水や油などの汚れにも強く、同社のように工事作業を伴う業種にも適しているといえるだろう。なお同システムは磁気カードや指静脈認証にも対応しており、その企業の特色に合わせて選ぶことが可能だ。
「導入当初は、カードをかざすことをつい忘れる従業員がいましたが、約1年間導入して、そのようなことも徐々に減ってきました。このような人的なうっかりミスは正直ありますが、これを差し引いても、勤怠管理、しかも2カ所にまたいだ勤怠管理が非常に楽になったのは事実です」(鈴木氏)
適切な給与・社会保険事務を証明できる給与ソフト
『PCA給与X』そのもののクオリティも高いと鈴木氏は語る。給与入力・賞与入力はもちろん、年末調整、そして社会保険料一覧表の集計や月額変更届・算定基礎届などの作成など、基本的な項目はほぼフル活用している。また賃金台帳や勤怠台帳などの管理帳票も丁寧に出力され整理されている。
この管理帳票が思いがけず役に立った出来事があったそうだ。最近は、年金事務所が各事業所での社会保険に関する事務が適切に行われているかどうかを確認するために、任意で事業所を抽出し、算定基礎届などの提出を求めるケースが増えている。同社も算定基礎届や賃金台帳、出勤簿などの提出を求められたそうだ。
「当日は当社以外に数社が提出を求められていたようです。他の企業がかなり時間をかけていたのに対し、当社はものの見事に10分で終了しました。おそらく所員の方は『PCA給与X』から出力した帳票のファイルを見たときに、『この事業所はちゃんと管理している。タイムカードの数字を間違いなく計算している』と分かってくれたのではないでしょうか。
勤怠管理や給与については、すぐにデータを抽出でき、提出もできます。あわてて資料をめくる必要もありません。PCAにしておいて本当によかったですよ(笑)」(鈴木氏)
PCAのインストラクターへの評価
ネットワーク化による複数拠点での『PCA給与X』+『就業管理たんぽぽ』+『テレタイムX-F』の導入で、業務は確実に効率化され、「不満な点が思い浮かばない」と語る鈴木氏。同氏はPCAのソフトやシステムを「回り道をしなくてもよいシステム」と表現する。
「『PCA給与X』については最初の登録さえしっかりしておけば、基本給の従業員に関しては、その後改めて入力することはほとんどありません。交通費も一度計算式を入れたらよいだけ。帳票も見やすいですし充実しています。給与を現金で支給している従業員がいるのですが、金種表もボタン1つで出てきます。『PCA給与』は、「9」→「9V.2R7」→「X」とバージョンアップしてきましたが、本当に手のかかる部分がない優れモノです」(鈴木氏)
PCAへの評価はソフトやシステム以外にもあるそうだ。その1つが、導入時の評価のポイントとなったインストラクターの質だという。
「教え方が非常に分かりやすくて、『こういう場合にはこことここだけを操作してください』など、的確な指示を出してくれ、理解しやすかったです。何より有り難かったのが、『PCA給与9』を初めて導入した時と、『PCA給与X』へのバージョンアップの時と、同じインストラクターの方が指導に来てくれたことです。そういうのはとても心強いですね」(鈴木氏)
同社ではサポートセンターを使う場合も、夕方などの混みやすい時間は避け、なるべく空いている時間帯を利用している。
「給与ソフトについて聞くことは大体決まっています。例えば年度替わりのときの住民税の入力などは、基本的には1年に1回しか入力しない作業なので、前年のことをつい忘れてしまい、サポートセンターに頼りがちです。でもそういう作業はあらかじめメモなどをとっておけば済むことですからね。サポートセンターの受付時間も延びていますし、かなり便利になったんじゃないでしょうか。空いている時間帯を利用しているのは、こちらだって待つのは嫌ですからね(笑)」(鈴木氏)

【営業品目内】
(特定)管工事業
(特定)建設工事業
(特定)屋根工事業
(特定)内装仕上工事業
(特定)大工工事業
(特定)鋼構造物工事業
(特定)タイル・れんが・ブロツク工事業
(一般)消防設備工事業
(一般)とび・土工工事業
(一般)ほ装工事業
(一般)水道施設工事業
(一般)土木工事業
(一般)石工事業
(一般)しゅんせつ工事業
建築物排水管清掃業
建築物貯水槽清掃業
家電品販売
施工事例のご紹介
西田小学校 受変電設備改修工事


杉並区教職員研修所 秋川莊高圧受電用区分開閉器改修工事



今後の展望
急な雇用の変化にも柔軟に対応できる給与システム
昭和40年に設立された同社は、現在、事業をさらに拡大させている最中だ。高圧洗浄車も所有し、電気工事業・管工事業・消防施設工事業など建設関係はすべて免許を取得。電設工事をトータルに手掛けられる体制と豊富な施工事例を有し、公共事業や集合住宅の工事も豊富に請け負っている。同社に限らず、建設関連の企業は2020年に向け人材確保が大きな問題になってくることは明白だと鈴木氏は語る。
急な従業員の雇用があった場合にも、『PCA給与X』+『就業管理たんぽぽ』+『テレタイムX-F』によって、給与支給・社会保険手続きがスムーズに行われることの安心感は大きい。
様々な導入事例をまとめたガイドブックをはじめ
各製品の資料も是非ご覧ください。
ピー・シー・エーから一言
『PCA給与』およびクロノス社就業管理シリーズのご導入ありがとうございます。
年金事務所の調査時にPCAおよびクロノスシリーズのデータ及び出力帳票がお役に立てたとのことで嬉しく思います。
春先から夏にかけて多くなる年金事務所の調査には多くの資料提出が求められるようです。
(提出物の一例:算定基礎届、月額変更届、賞与支払届,など)
これらの資料をPDF形式にし、『PCA eDOC X』で一元管理して頂ければ、利便性が大きく向上するかと思います。
これからも引き続き、制度・法令改正に適時適確に対応し、お客様のお役に立てるソフト会社でありたいと考えております。
また、サポートセンターへの評価をいただき ありがとうございます。年末調整時などは人員増強を図ってより多くのお問合せに対応できるようしております。
お気軽にお問合せいただけるようサポートセンター運営を心掛けてまいりますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。