導入事例
株式会社 エコ・プラン 様
WindowsXPマイグレーションによりオンプレからクラウドに。PCAソフトに自社の業務フローをあわせることで、業務改善の効果も期待。
省エネコンサルティングを中心に事業を展開している株式会社エコ・プラン。コンサルティング・設計から工事・メンテナンスまで、一貫して請け負う数少ない企業として、年々規模を拡大させてきた。そのため会計データを確実に管理でき、かつ経営判断に迅速に生かせる方法を模索していたという。その中で導入を決めたのが『PCAクラウド』だ。現在、同社では会計・販売管理の流れを、よりスムーズに改善しようとしている途中だ。PCAソフトとクラウドに対する期待は大きい。
導入の狙いと効果
- 導入の狙い
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- Windows XPのサポート終了のため、新システムの見直しが必要に。
- 会計事務所とのデータのやり取りを、確実かつ迅速に行いたい。
- スマートデバイスで情報活用を行いたい。
- 導入の効果
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- 『PCAクラウド』なら使用中のOSがサポート終了になった場合でも、会計ソフトの買い替えは不要。
- 『PCAクラウド』で同時接続・同時入力が可能。会計事務所と同じ画面を見ながら処理できる。
- 『PCAクラウド スマートデバイスオプション』を利用し、経営判断を支援!さらに『会計Xモジュール』で月次決算の早期化も!
導入システム
- PCAクラウド プリペイドプラン (Type12 6CAL)
- PCA会計X クラウド
- PCA 商魂Xクラウド
- PCA商管Xクラウド
導入企業とプロフィール
株式会社 エコ・プラン
資本金 | 5,000万円 | 従業員数 | 219名 |
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業務内容 |
空調、冷凍、冷蔵機器のメンテナンス、修理、施工、販売 省エネルギーに関するコンサルティング 浴槽、浴室の塗装、コーティング 日用雑貨品の販売 飲食店の経営 | ||
所在地 |
(東京本社)〒160-0023 東京都新宿区新宿7-20-1 住友不動産西新宿ビル22F (大阪営業所)〒567-0817 大阪府茨木市別院町5-7 ハヤシビル3F (名古屋オフィス)〒465-0057 愛知県名古屋市名東区陸前町3001 (CKテクニカルセンター)7拠点/(飲食店)1店舗 | ||
設立年月日 | 2002年10月1日 | ||
URL | http://www.ecology-plan.co.jp/ |
導入前の運用と課題
Windows XP のサポート終了を機に、拡大する会社の規模にふさわしいシステムを選定
省エネコンサルティングを得意とする株式会社エコ・プラン。設計から工事・メンテナンスまでを請け負い、かつ大規模なオフィスビルから小さな店舗までを対象とし、節水までも視野に入れたコンサルティングは高く評価されている。そのため年々事業は拡大。最初は本社1拠点のみで始まった事業が、わずかの間に関東エリア・名古屋・大阪にもサービス拠点を構えるようになった。
「ここまで大きくなるとは正直、我々も想像していませんでした。ですから今は会社の規模にふさわしいように、会計・販売管理の流れを、よりスマートに行えるように工夫している途中です」(管理本部 経営管理部 経営管理課 主任 佐久間大輔氏)
同社では以前から『PCA会計8V.2』が導入され、管理本部内でサーバーを利用した社内ネットワークで運用。会計事務所では『PCA会計8V.2』を設定し、スタンドアロンで利用していた。しかしこの方法ではデータのやり取りに時間がかかり、かつ「もしもサーバーに何か問題が起きたら」という不安があったという。加えて、Windows XPのサポート終了のニュースも重なった。
「会計士の先生とのデータのやり取りの手間を軽減でき、会計データを確実に守れ、かつ今後OSのサポート終了があった場合でもバージョンアップの費用をなるべく抑えるにはどうすればよいか。『クラウドにすればこれらがすべて解決する!』と考えました」(佐久間氏)
『PCAクラウド』は最新ソフトへ無償でバージョンアップできる。そのため使用中のOSがサポート終了になった場合でも、会計ソフトの買い替えは不要だ。
選定のポイントと稼動までのスケジュール
最も賢明な選択が『PCAクラウド』導入と『PCA会計X』へのバージョンアップ
佐久間氏が『PCAクラウド』の存在を知ったのは、たまたま社内で「PCAもクラウドサービスを始めたらしい」という話題がきっかけだったという。同社でも顧客情報の管理にはクラウドデータベースを利用しており、クラウドそのものへの馴染みはあった。しかし念のため、『PCAクラウド』のデータセンターの特長や、セキュリティに関する対策はしっかりと確認したそうだ。また、他社の会計ソフトやERPとの比較検討も行われた。他社の会計ソフトの場合、導入までには時間がかかる。またERPはカスタマイズに費用がかかる。しかし『PCA会計8V.2』から『PCA会計X』へのバージョンアップなら、時間もかからずスムーズに移行でき、コスト面でも負担が少ない。
昨年11月にPCA担当者と導入の相談を開始し、今年3月から本格稼働を開始。現在、本社管理本部と会計事務所とを『PCAクラウド』で繋ぎ、『PCA会計X』を利用。来期からは各サービス拠点でも『PCAクラウド』の『PCA商魂X』『PCA商管X』を、順次導入していくことを予定している。
導入後のメリット
通信回線の影響を負担に感 じることなく、スムーズに同時入力・同時接続が可能
『PCAクラウド』導入によって、迅速な会計処理は実現されたと佐久間氏は語る。本社管理本部と会計事務所とで「同じ画面を見て話ができる」(佐久間氏)という点が、業務を大きく効率化させている。クラウドをよく知る同社だからこそ、当初は通信速度を心配したそうだ。しかし実際に導入してからは、「回線速度にほとんど問題はない」(佐久間氏)と評価している。
「会計士の先生がお使いになっているパソコンも新しくなり、かつ本社が先進の回線環境を有する新しいビルに移転したことも影響しているのかもしれませんが、通信回線の影響を感じることはなく入力・処理できています。サーバー型に比べて、多少レスポンスが遅くなるのは最初から想定しており、会計士の先生もその点を懸念されていたのですが、『全然問題はない』とお話しされています」(佐久間氏)
万が一に備えた安心感が加わり、メンテナンスの手間も解消
クラウドによって同時接続・同時入力できるだけでなく、「安心感」も以前に比べて増したという。
「以前のビルは電源回りがあまり強くなく、絶えず停電の心配をしていました。今は自家発電機能を持つ先進のビルに移転したため、そのような心配は軽減しましたが、企業の規模も拡大し、万が一の事態を想定した対策は必要です。その意味でも、『PCAクラウド』のバックアップ機能により『仮にこのビルに何かあっても、データは守られる』という安心感はあります」(佐久間氏)
またメンテナンスの手間が解消された点も挙げられている。サーバーのメンテナンス自体は、大きく時間を割くものではなかったが、普段ほとんど操作をしないサーバーでも、OSのアップデート等のメンテナンスは必ず月に1度は発生するため、煩わしさを感じていたと佐久間氏はいう。それらはクラウド導入により解消された。
カスタマイズなしであらゆる業種に対応できる『PCA会計X』
同社では長年『PCA会計』が利用されてきた。『PCA会計』への印象として、佐久間氏は「あらゆる業種に対応できるよう作られており、特にカスタマイズをしなくてもよい点が便利だ」と評価している。振替伝票入力や合計残高試算表などの日常の処理だけでなく、決算処理にいたるまで『PCA会計X』が使用されている。
「導入にあたってPCAのセミナーに参加しました。『PCA会計X』も、そして今後使用していく『PCA商魂X』『PCA商管X』も、わかりやすくて入力しやすい印象を持ちました」(佐久間氏)
この「わかりやすさ」「入力のしやすさ」は同社において大きな意味を持つ。現在同社は多くのサービス拠点を有しているが、そこで実際に入力を行うのは、普段は空調工事やメンテナンスを担当する従業員で、会計や経理の詳しい知識を持つ者は少ない。そのような従業員にも扱いやすい販売管理ソフトである点が重要であり、PCAソフトはそのような意味でも扱いやすいソフトだと語る。
今後の課題と展望
iPhone、iPadで閲覧できる『スマートデバイスオプション』が、会計でも利用可能に
来期からは『PCA商魂X』『PCA商管X』を、『PCAクラウド』によって各拠点間で繋ぎ、ダイナミックに運用していく予定の同社。PCAの販売管理ソフトへの期待は非常に大きい。まずは、現在Excel®で管理している販売管理のデータや帳票を一元化し、二重入力などの手間をなるべく軽減したい点や、クラウドによって全拠点の売上データをリアルタイムで把握し、経営判断に生かしたい点などが挙げられている。さらにPCAの販売管理の流れに沿った処理を行うことで、今までの業務全体を見直したいという思いもある。
「弊社は急激に規模が拡大したため、販売管理業務が一般的な企業と若干異なる部分があると思っています。そのような部分をPCAの販売管理ソフトに合わせることで、よりスムーズな管理へと改善できるのではないかと思っています。社内のルール作りにも効果を発揮してくれるのではと期待しています」(佐久間氏)
また『PCAクラウド スマートデバイスオプション』にも興味があるという。以前からクラウド利用者は無料で『PCA商管X』の在庫情報データをiPhoneやiPadで閲覧できたが、新機能として『PCA会計X』の「出納帳入力」「出張旅費精算」の閲覧・入力も行えるようになっている。
従業員教育に力を入れ、365日24時間全国対応を行っている同社。今後もそのニーズは増えていくことが予想される。PCA製品の真価は、今後さらに問われるだろう。
様々な導入事例をまとめたガイドブックをはじめ
各製品の資料も是非ご覧ください。
ピー・シー・エーから一言
Windows XPマイグレーション(移行)の問題解決に『PCAクラウド』をご選定いただき、誠にありがとうございました。
『PCAクラウド』はコメントをいただいております通り、[1]最新バージョンへ無償でバージョンアップ可能、[2]OSがサポート終了になってもソフトの買い替えは不要、[3]サービス追加によるシステム拡張(同時接続72台まで対応可能)できるので規模が急拡大する会社でも安心、というメリットがございます。
Windows XPマイグレーションの方向性をご検討中の他社様にも参考になる実例をありがとうございました。
また、ご期待いただいております『PCAクラウド スマートデバイスオプション 会計モジュール』につきましては、会計・簿記の詳しい専門知識がなくとも30秒から1分程度の時間で入力処理ができるような画面構成になっております。『PCAクラウド』ご契約社様には無償でご利用いただけるツールですので、ぜひご活用ください。これからもモジュール追加・機能拡張を行ってまいりたいと思いますので、ご利用の感想などもお寄せいただけますと幸いです。
来期のシステム拡張が終わりましたら、Excel管理を行っている帳票などをクラウドで管理できる仕組みをご検討いただければと思います。
『PCAクラウド』は、クラウドサービスの中でも数少ない「カスタマイズが可能なクラウドサービス」となっております。 『クラウドAPI』を利用することで、不足している機能を追加したり自社の管理資料などを簡単に作成したりすることができます。もちろん、拡張されたデータ項目も併せてバックアップが可能です。
御社の成長に併せて様々な拡張が行える『PCAクラウド』の適用範囲を広げていただければ幸いです。