導入事例

株式会社スリーエスコンサルティング 様

株式会社スリーエスコンサルティング 様

アウトソーサーが導いた、給与業務電子化の成功プロセス――顧客に寄り添いながら、自社にも“ゆとり”をもたらす仕組み

給与明細を毎月何百通も印刷して、封入して、発送して──。給与計算や年末調整を代行する企業にとって、こうした作業は時間も手間もかかる悩みの種になっている。株式会社スリーエスコンサルティングは、そうした課題を解消すべく『PCAクラウド 給与』と『PCA Hub 給与明細』を導入。アウトソーサーならではの視点で電子化を進め、顧客企業の実務を支える体制づくりをさらに強化させている。現場発の工夫を活かした“実働型”の給与明細電子化事例は、同業他社にとっても大きなヒントとなるはずだ。

導入の狙いと効果

導入の狙い
  • 毎月の明細発送に時間と人手がかかり、ヒューマンエラーのリスクもあったため、業務の効率化が急務だった。
  • 年末調整のデータ連携ができず、手作業の加工に手間がかかっていた。
  • 自社が非効率なままでは顧客に電子化を提案できず、まず自分たちの運用を見直す必要があった。
導入の効果
  • 『PCA Hub 給与明細』で給与明細の配信は「1分以内で完了」。印刷や封入などの業務が不要になり、業務負担と精神的プレッシャーの両面が大きく軽減された。
  • 『PCA Hub 年末調整』と『PCAクラウド 給与』の連携で、オンライン申告から給与システムへの取り込みまでが一気通貫で完了。
  • 自社での運用改善に成功し、顧客に対して実践に裏付けられた信頼性の高いコンサルティングを提供できるようになった。

導入システム

  • PCAクラウド 給与
  • PCA Hub 給与明細
  • PCA Hub 年末調整

導入企業とプロフィール

株式会社スリーエスコンサルティング

住所 〒261-0023 千葉県千葉市美浜区中瀬2-6-1 ワールドビジネスガーデン マリブウエスト24階
設立 2002年8月
資本金 1億円
業種 経営コンサルタント業
URL https://3s-d.jp/
業務内容

コンサルティング事業(DXサービス、アウトソーシング、ヒューマンサポート、事業承継・M&A事業、総合コンサルティング)

導入前の運用と課題

顧客に「効率化を提案する立場」だからこそ、自社の非効率に向き合う

毎月、何百人分もの給与明細を印刷・封入し、毎年6月には住民税通知書も同封して発送する──。給与計算や年末調整の実務を担う株式会社スリーエスコンサルティングでは、こうした紙ベースの運用が長年続いていた。クライアント企業の規模によっては数百通にのぼることもあり、封入作業に2時間以上を要するケースも珍しくなかった。

「月末になると、“今日は封入の日だね”という感じで、社内のメンバーにも声をかけていました。繁忙期は1人ではとても追いつかない量で、誰かに“ちょっとごめん、手伝って!”とお願いするのが恒例でした」(アウトソーシンググループ グループ長 末永里美氏)

こうした旧来型の作業フローは、作業時間だけでなくヒューマンエラーのリスクも伴う。封入漏れや差し込みミスを防ぐため、確認体制が必要となり、毎月の定型業務であっても“人手と神経”を消耗していた。

一方で、過去にはWeb明細サービスも導入していたが、サーバーメンテナンス時に操作が制限されるなど安定性に課題があった。

年末調整では無料のオンライン申告ツールを活用したものの、『PCAクラウド 給与』とのデータ連携ができず、Excel®データを手作業で加工・取り込みをする運用が続いていた。

「年末調整は無料のWeb申告ツールを使っていましたが、毎年フォーマットが微妙に変わるので、それに合わせてExcelを調整し直す必要がありました。“最新版は誰が加工した?”と社内で確認し合いながら、手作業で取り込みデータを整えていたんです」(末永氏)

社員情報の二重登録や取り込みエラー、更新ミスを防ぐための様々な配慮──。同社は「効率化の支援」を提供する立場でありながら、自社の運用には効率化の面で対応しきれていない部分が残っていた。

「このままではいけない、と思っていました。自分たちの現場が整っていないのに、お客様に電子化を提案することはできないと。まずは、私たち自身が自社の運用を見直す、つまり“楽になる仕組み”を作らないといけないと感じたんです」(末永氏)

こうした気づきが現場から共有され、スリーエスコンサルティングは電子化による業務改善に向けて、本格的に動き出すこととなった。

アウトソーシンググループ
グループ長
末永里美氏

社内風景

株式会社スリーエスコンサルティング HP
https://3s-d.jp/

選定のポイント

“使いやすさ”と“つながりやすさ”を両立――『PCAクラウド 給与』との親和性

スリーエスコンサルティングが『PCAクラウド 給与』を導入したのは、今からおよそ10年前。以来、給与計算の基幹システムとして定着していた。今回、連携する形で『PCA Hub 給与明細』を導入する動きが本格化したのは、年末調整業務の煩雑さがピークを迎えつつあった3年前のことだ。

「一部のお客様に、電子化の“テスト導入”に協力していただいたんです。そうすると、思いのほかスムーズに受け入れていただきました。これなら本格的な電子化導入は可能だという手応えがありました」(末永氏)

『PCA Hub 給与明細』導入の決め手となったのは、何よりも『PCAクラウド 給与』との親和性だった。

「以前使っていたツールでは、社員情報を別で登録し直す必要があり、更新作業も二重で発生していました。『PCA Hub 給与明細』なら『PCAクラウド 給与』との連携で、登録作業が“1回で済む”のがありがたかったです」(アウトソーシンググループ 瀧川夏来氏)

他社製品も比較検討されたが、操作性やデータ保全性、サポート対応なども含めて総合的に評価した結果、『PCA Hub 給与明細』が最適だと判断された。

「現場としては、まず“使いやすいこと”が第一でした。なるべくストレスなく、確実に使えることが大前提です。その点、『PCA Hub 給与明細』は、画面構成もわかりやすくて、すぐに馴染めました」(瀧川氏)

アウトソーシンググループ
瀧川夏来氏

株式会社スリーエスコンサルティング
本社

導入のメリット

スモールスタートから本格導入へ――顧客の不安に寄り添う導入ステップ

『PCA Hub 給与明細』の導入にあたり、アウトソーシンググループと社内のDXサービスグループが連携。クライアント企業への説明資料の作成や初期設定支援などを分担し、運用開始後のトラブルを最小限に抑える体制を構築した。また、必要に応じて、従業員数が多い企業や、電子化に不安のある企業に対しては、操作説明会を実施したケースもある。

「一方的に“変えてください”ではなく、まずは“こう変わりますよ”と伝えるところから始めました。お客様の反応を見ながら、段階的に提案していきました」(末永氏)

一部のクライアントでは、従業員の属性や社内規定などにより、電子化に対するハードルが高いケースもあった。その場合には、従来通りの給与明細提供にも対応するなど、現場に寄り添った柔軟な対応を実施。また、『PCA Hub 給与明細』には、一部従業員のみの電子化や紙併用を可能にする機能も備わっており、状況に応じた運用がスムーズに実現された。

「お客様から“ログインできない”という声があった際も、PCAのサポートセンターにすぐ連絡して、原因を一緒に確認しながら対処できたのは非常に助かりました」(末永氏)

給与明細配信が“1分で完了”――紙業務ゼロでリモート対応も万全に

給与明細の発行作業にかかる時間も劇的に短縮されている。印刷や封入、発送といったアナログ工程が不要になり、今では「1分以内に配信が完了する」状態へと変化。

「月末業務のプレッシャーがまったく違います。以前は“間に合うかな”と焦っていたのが、今は“送信完了!”で終わるので、気持ちにも余裕ができます」(末永氏)

毎年6月の住民税通知書送付も電子化の対象となり、『PCA Hub 給与明細』の添付機能を使って、明細と一緒にオンラインで配信。これまで仕分け・封入・発送に費やしていた時間と手間が大幅に削減された。

配信の電子化は、業務効率化だけでなく、リモートワークの推進にもつながった。かつては「物理的に印刷ができる人」が必要だったが、今では場所を問わず作業が可能になっている。

「紙業務があると、どうしても“誰かが出社しなければ”という話になります。今は、在宅勤務のメンバーにも業務を任せられるので、リソースを柔軟に活用できるようになりました」(瀧川氏)

台風や災害時などでも給与業務が滞らず、安定した対応が可能になった点も大きなメリットである。

構築システム概要

お知らせ資料の添付も、年末調整の申告も“まとめて効率化”

『PCA Hub 給与明細』は、PDFやWord、Excelファイルなどの添付機能や、従業員の閲覧状況を管理者側で確認できる機能を備えており、運用の柔軟性・可視性が高い。

「給与明細と一緒にお知らせ資料などを添付したいというご要望もあり、『PCA Hub 給与明細』ならそれが簡単にできます。“従業員全員にしっかり伝える”という意味でも便利な機能だと感じています」(末永氏)

年末調整業務の電子化についても『PCA Hub 年末調整』との連携で、申告内容をオンラインで収集・確認でき、紙での提出・確認作業は不要となった。オンラインでの申告・回収から『PCAクラウド 給与』への連携までを一貫して行える体制が整い、作業効率と業務の見通しが大きく改善された。

今後の課題と展望

給与明細の電子化は、クライアント企業の環境に左右される部分はある。しかし同社では操作に慣れた社員が周囲に使い方を教えながら現場に浸透させていくポジティブな事例も増えている。

「お客様が不安を感じている部分を、我々がどこまで並走できるかが大事です。形式だけの支援ではなく、現場に入り込んで一緒に改善を進めていくのが私たちのスタイルです」(ソリューション事業部 副事業部長・岡本亮二氏)

スリーエスコンサルティングの特長は、税理士法人・社労士法人と連携した“実働型のワンストップ支援”にある。単なる制度アドバイスにとどまらず、給与計算や年末調整の代行、アウトソーシングの提供まで踏み込み、クライアントの実務を支えている。

「私たちは、自分たちが使いこなせていないものを、お客様に勧めることはしません。社内でも常に運用改善を続け、そこで得た知見をそのまま現場提案に活かせるのが私たちの強みです」(ソリューション事業部 事業部長・髙原広文氏)

今後は、『PCA Hub 年末調整』や住民税通知書の電子配信なども含め、PCA製品を活用した業務の電子化をさらに広げていく方針だ。税理士法人との連携も強化し、手続きそのものを電子化前提にシフトさせることも含め、クライアント企業にとって“身近で便利さを実感できるDX支援”を目指している。

ソリューション事業部
事業部長
髙原広文氏
ソリューション事業部
副事業部長
岡本亮二氏

ピー・シー・エーからのコメント

  • 営業コメント

    いつも『PCAクラウド給与』『PCA Hub給与明細』『PCA Hub年末調整』をご利用いただきありがとうございます。
    業務のスペシャリストである貴社より、ご評価いただけました事大変嬉しく思います。
    1年間で本当に多くの企業へご紹介・ご導入いただき誠にありがとうございました。

    いち早く『PCA給与』と『PCA Hubシリーズ』の親和性に着眼され、数多くの企業に対して業務効率化・ペーパーレス化のご提案をいただきました。
    今後『PCA Hub労務管理』も機能強化をし、一段とHR分野の業務支援ができるサービスを提供してまいります。

    貴社とクライアント企業の更なる業務効率化のお手伝いができればと思います。引き続き弊社サービスのご活用宜しくお願い致します。

  • 開発コメント

    『PCA Hub 年末調整』および『PCA Hub 給与明細』をご利用いただき、誠にありがとうございます。

    弊社のサービスが貴社のデジタル化や業務効率化、さらにはビジネス戦略にお役立ていただけておりますことを、大変光栄に存じます。
    また、私どもがサービスの設計において最も重視しております『PCA クラウド 給与』との親和性や連携性について、お褒めの言葉を頂戴し、心より感謝申し上げます。

    今後も、より一層お客様の業務効率化に貢献できるよう、サービスの開発・改善に全力を尽くしてまいります。
    引き続きご愛顧賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

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