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第2回 PCAユーザーミートアップ レポート

ゲスト講演

スタートは前田康二郎様のゲスト講演「イノベーション経理 ~新しい時代の経理の働き方~」から。前田様は複数のベンチャー・上場企業にて、経理をはじめとした管理系の業務全般を経験後、現在は「フリーランスの経理部長」として、コンサルティング業務等を行っていらっしゃいます。
経理からイノベーションをどう起こすか、起こすためのマインドセットをどうするか、事例を交えてお話しいただきました。
今までとは違う新しい切り口・捉え方・活用法によって経理の役割に新しい価値を見出し、イノベーションを起こすことが重要と前田氏からのお話。AI・RPAの普及が進む中、機械ができることは機械に任せ、空いた時間をどう使うかを考えることが重要。また経理そのものに眠っている価値を見出し、経理目線で売上に貢献し、提案をできるようになればイノベーションは起こせるとのこと。
「攻めるなら、経理から」の弊社のキャッチコピーとマッチする、新しい時代の経理のあり方に参加者のみなさまも真剣に耳を傾けられていました。

導入事例①

PCAソフトユーザー様の2社による導入事例を紹介いただきました。
1社目は宮城県からお越しいただいた金属加工、製造、販売のグループ会社でいらっしゃる株式会社佐藤ホールディングス様(以下HD社)。
以前はグループ10社それぞれで会計システム・サーバーを運用。すべての間接業務を集約・効率化するためには各社に同一システム度導入が不可欠であると判断し、システムの検討を開始。現況システムを確認しながら3社のデモを行い、協議の結果PCAの会計、給与、固定資産に決定いただきました。グループ10社に順番に導入を行い、2019年6月に本稼働。さらに最新製品の「PCA会計hyper」にグレードアップ。続いて人事管理システムの導入も決定いただきました。PCA選定理由として機能面ではクラウドにいち早く精通してサーバー機能もしっかりしていたこと、価格面では「PCAクラウド」の同時接続数という価格設定の仕組みが合っていたことを挙げていただきました。また、弊社営業担当のわかりやすく親切な対応も決定のポイントになったとのお言葉をいただきました。
導入準備の段階では「科目や運用ルールを策定」「長年やってきた業務フローやシステムを変えたくない担当者の説得」「導入準備をすることが各社の業務負担にならないよう、前準備をHD社がすべて作成したが、かなり時間がかかった」などのご苦労があったそうです。
安定稼働までの課題としては毎日数件、システムの問い合わせが入るため、まとめて各社に定期的にメールをし、疑問点を共有するなど、安心感を与えることを心がけているとのこと。

稼働後の効果としては印刷・メールで回収していた月次試算表がクラウド化によりHD社で管理ができるようになり、各社統一された形で確認できるようになったことが大きかったそうです。またグループ全体の基幹システムに対するコストは今回PCAに統一することでコストダウンを実現。

今後の機能拡張として、各社の担当者が入力だけで終わることなく、経営に役立つ資料の出力や、業務効率化できる機能を各会社への紹介、在庫管理・入金・支払いを含めた間接系の業務の集約・システム化を図り就業時間の短縮・統制の充実を推進したいとのこと。さらにクラウド化により各社本部だけにあった会計システムを営業所の細かい場所まで導入し、二重管理の省略を進め、電子申告(給与支払報告書)とフィンテックの利用、給与のマイナンバー機能の活用、会計システムのグループ企業管理機能を使って連結の業務効率化などをお考えいただいているそうです。

ご出席のユーザー様に向けて「PCAはセミナーがたくさん開催されているので有効に活用・出席されることをオススメしたい」というお言葉もいただきました。
現場から「PCAにしてよかった」という声が聞こえてくることを目指し運用を進めていただいています。

導入事例②

2社目は最近ワークマンプラスやワークマン女子という言葉が話題で、作業服・作業関連用品を販売する専門店をチェーン展開されている株式会社ワークマン様。販売管理・仕入在庫管理システムの「PCA商魂」「PCA商管」をご導入いただいております。
導入の経緯は30年前、売上・請求のシステムとして「PCA商魂」を導入。その後2017年に販売・仕入在庫管理システムの再検討を開始。2018年2月に3社にて見積・デモを行い、担当者も操作方法に慣れているなど、元々導入されていた「PCA商魂」を活かす形で、クラウド版の導入を決定いただきました。

抱えていた問題は100以上のアイテムの在庫管理はダンボールに貼った紙に手書きしており、直接倉庫で確認する必要なため在庫の把握に時間がかかっていたことや、見積・発注内容に関する問い合わせは営業本人しか対応できず部署内での情報共有ができていなかったことなど。また、各担当者が発注から出荷配達・伝票作成を1人で行っており非効率だったそうです。

準備で一番工数がかかったのは商品マスターの管理だったとのこと。過去の取扱商品をリストアップし、その情報をもとにアイテムをリスト化、色別サイズ別に1つずつ、3,4名で3ヶ月かけて商品を登録いただきました。商品マスターを整備したことにより、手作業が減り、在庫管理がちゃんとできるようになり、誰でも回答できるようになったのが大きかったそうです。今後はFAXとメールによる受注を改善していきたい。

これからPCAに期待することとして、得意先情報・商品在庫情報・売上状況が確認できるアプリ『スマートデバイスオプション』の機能強化を挙げていただきました。
※『PCAスマートデバイスオプション』はPCAクラウドユーザー様に無償で提供するツールです。

将来的なシステムの機能拡張として、請求業務の効率化のために『PCA商魂』と連携するソリューション『楽楽明細』を導入予定。請求書を電子化することで、納品書・請求書印刷・封入等の手作業を効率化したいとのこと。

書籍のご紹介

終了前、弊社戦略企画部プロダクトマーケティングセンター田邨(中小企業診断士/ITコーディネータ)より、書籍「専門家がやさしく教える はじめてでもわかる!社会保険の電子申請」のご紹介をさせていただきました。2020年から義務化になる社会保険の電子申請を、とてもわかりやすく紹介しています。田邨も企画・製作・執筆協力させていただいております。

懇親会

今回の懇親会でもお料理とお飲み物をご用意し、弊社スタッフとユーザー様、またユーザー様とユーザー様のつながりを持っていただくお時間を取らせていただきました。
前回に引き続きシステム開発部から各製品のリーダー、そして今回からカスタマーアドバイザリーセンターからもお客様の声を直接お伺いしたいと出席。
ご歓談後、PCAに関するクイズ大会を開催。全10問をチーム対抗でチャレンジいただきました。賞品は事例紹介をいただいたワークマン様から「ワークマンプラス」のデザインと機能性を備えた最新のアイテムを多数ご提供いただき、楽しく終了しました。


まとめ

2PCAユーザーミートアップもユーザー様に盛り上げていただき、ご好評の声が多い中終了することができました。特に今回はユーザー様とPCAとの“つながりとともにユーザー様とユーザー様のつながり"を作っていただきたいと企画しましたが、事例紹介をいただいたユーザー様に具体的なポイントを質問される方や、ユーザー様同士で「どのように導入をしたか」「導入時にやってよかったことはどんなことだったか」など、熱の入った交流をいただくことができました。弊社開発・サポート担当へも積極的にご質問・ご意見をいただき、ユーザー様にとってもPCAにとっても有意義な時間となりました。

次回はまた半年後、20202月頃の開催を目指し、また多くのユーザー様にご参加いただき、有益な時間・場所となるよう企画してまいります。

企画責任者は「次回はおでんを振る舞いたい!」と意気込んでおります。

開催決定が決まり次第お知らせしますので、楽しみにお待ち下さい。

 

ご参加いただきましたユーザーのみなさま、ありがとうございました!

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※本記事の内容についての個別のお問い合わせは承っておりません。予めご了承ください。