前準備について

本システムでは、セットアップを実行して給与入力を開始する前に、前準備として各種マスター(会社マスター、部門マスター、金融機関マスター、住民税マスター、社会保険・雇用保険マスター)と、給与体系マスター、社員マスターを設定します。

 

給与入力を行う上で必要となる情報を登録したものをマスターといいます。

本システムを導入後、最初に前準備の各マスターの登録を行ってください。

 

  • マスターを登録する際に記入しておくと便利な「マスター登録用紙」を、製品内のDocフォルダのPDFファイルにて提供しています。

≪マスター項目一覧≫

処理名

概要

前準備

会社基本情報の登録

会社名、住所、代表者名などの会社の基本的な情報や、法定調書情報、計算設定などを設定します。

支給日の登録

給与・賞与の支給日などを設定します。

部門の登録

部門コード、部門名、基本給与体系などを設定します。

役職の登録

役職名、パート・役員の区分、給与支払報告書の種別設定などを設定します。

俸給表の登録

俸給表を作成します。

金融機関の登録

会社口座・社員口座の金融機関(支店)、手数料グループなどを設定します。

郵便局情報の登録

取扱日、取扱局番号などを設定します。

住民税納付先の登録

市区町村コード、住民税納付先役所名などを設定します。

社員区分の登録

社員区分目的、区分コード、区分名などを設定します。

集約項目名の登録

項目名、印刷用項目名を登録します。

社会保険の登録

健康保険事業所番号、厚生年金事業所番号、健康保険料率、介護保険料率、厚生年金保険料率、電子媒体管理項目名称などを設定します。

雇用保険の登録

雇用保険事業所番号、雇用保険率などを設定します。

通勤費非課税限度額の登録

通勤費非課税限度額の登録をします。

給与体系

体系基本情報の登録

残業項目、減額項目、その他を設定します。

支給控除項目の登録

給与体系ごとの給与の勤怠・支給・控除・合計項目、賞与の基礎・支給・控除・合計項目、体系単価、計算単価、フラグなどを設定します。

明細書レイアウトの登録

給与体系ごとの明細書の主明細、内訳明細、15行明細のレイアウト設定をします。

計算式テーブルの登録

給与体系ごとの計算式テーブルを作成します。

計算式の登録

給与体系ごとの計算式を作成します。

社員

社員情報の登録

社員に関する全ての個人情報を登録します。

マスターナビゲータ

社員データを一覧表の形式にして連続して修正します。

≪マスター登録処理の画面について≫

前準備の一部の処理では、処理画面が「一覧表示画面」と「個別表示画面」から構成されています。

◎「一覧表示画面」

登録済みのマスターの内容が一覧表示されます。設定項目を変更することはできません。

「一覧表示画面」は画面左側のビュー部分と画面右側のマスター一覧部分に分かれています。

  • マスター一覧のみの処理もあります。

≪「一覧表示画面」でできること≫

  • ビューによる表示項目の絞り込み:

    ビューの選択により、表示するマスターを絞り込むことができます。

  • マスターの削除、複数マスターの削除:

    [Shift]、または[Ctrl]キーを使用しての複数マスター選択し、削除を行うことができます。

  • 件数の確認:

    ステータスバーの右端に表示される件数で確認できます。

  • 項目ごとのソート:

    リスト項目のタイトルをクリックすると、項目ごとにソートすることができます。

  • 一覧の即時表示設定:

    起動時などにすべてのデータをすぐに表示するか否かを、メニューバーの「表示」-「即時に一覧を表示する」のチェックマークの有無により切り替えることができます。チェックマークがないと、処理の起動時間が短縮される場合があります。

◎「個別表示画面」

各マスターの詳細項目が表示されます。各項目を設定・変更することができます。

≪「個別表示画面」でできること≫

  • マスターの項目設定・変更 : マスターの内容を設定・変更することができます。

  • マスターの削除 : マスターの削除を行うことができます。

  • 他マスターの表示 : ツールバーの[前移動][次移動]ボタンで登録済みの他のマスターを表示させることができます。

≪入力モードについて≫

「個別表示画面」では、入力状態として、以下のモードがあります。

モードにより、操作を行った場合の動作が異なりますのでご注意ください。モードは画面上に表示されます。

  • 新規:新規にマスターを登録する状態です。マスター登録後、新規モードが継続します。

  • 参照:登録済みのマスターを参照している状態です。各項目にフォーカスを移動すると、修正モードに移行します。

  • 修正:登録済みのマスターの内容を修正している状態です。

 

≪修正モード時の登録後の動作について≫

  • 連続入力

    チェックマークあり : 次(前)のマスターが表示されます。

    チェックマークなし : 該当マスターの修正モードが継続します。

  • 逆順

    チェックマークあり : 「連続入力」のチェックマークがある場合、前のマスターが表示されます。

    チェックマークなし : 「連続入力」のチェックマークがある場合、次のマスターが表示されます。

  • 修正したら閉じる

    チェックマークあり : 「個別表示画面」を閉じて「一覧表示画面」に戻ります。

    チェックマークなし : 修正モードが継続します。

≪マスターの削除について≫

特定の条件を満たすときは、削除できません。

マスターごとに条件について以下にまとめて説明します。各マスターともいずれかの条件を満たす場合は削除できません。

◎支給日

  • 以下に使用されている場合は削除できません。

    • 社員・体系基本情報・月次データ

  • 残業時間データが登録されている場合は削除できません。

◎役職

  • 以下に使用されている場合は削除できません。

    • 社員・社員予約情報・月次データ

◎俸給表

  • 以下に使用されている場合は削除できません。

    • 社員

◎金融機関

  • 以下に使用されている場合は削除できません。

    • 会社口座・社員支払方法

◎会社口座

  • 以下に使用されている場合は削除できません。

    • 社員支払方法・銀行口座項目勘定科目設定・特殊会計銀行口座項目勘定科目設定

◎住民税納付先

  • 以下に使用されている場合は削除できません。

    • 社員の住民税納付先・社員の総括表提出先

◎社会保険

  • 以下に使用されている場合は削除できません。

    • 社員

  • 以下が登録・設定されている場合は削除できません。

    • 社会保険電子媒体月額変更届・社会保険電子媒体算定基礎届・社会保険電子媒体賞与支払届・会計転送情報・特殊会計転送情報

◎部門

  • 以下に使用されている場合は削除できません。

    • 社員・社員予約情報・月次データ

  • 以下が登録・設定されている場合は削除できません。

    • 会計転送情報・特殊会計転送情報

◎給与グループ/特殊給与グループ

  • 以下が登録・設定されている場合は削除できません。

    • 会計転送情報・特殊会計転送情報

◎区分目的/社員区分

  • 以下に使用されている場合は削除できません。

    • 社員(区分目的では「999 未使用」を参照している場合は削除可能です。)

◎雇用保険

  • 以下に使用されている場合は削除できません。

    • 社員・月次データ

◎給与体系

  • 以下に使用されている場合は削除できません。

    • 社員・部門・社員予約情報・月次データ

◎社員情報

  • 以下が登録・設定されている場合は削除できません。

    • 月次データ・会計転送情報・特殊会計転送情報

≪データベースの照合順序について(コードの大文字小文字の取扱)≫

使用するデータベースの設定によって、照合順序が異なる場合があります。照合順序が異なると、『PCA hyper 給与シリーズ』のコードで使用する英字の大文字と小文字の取扱が異なります。

『PCA サブスク』、パッケージ版に同梱している「SQL Server」をそのままセットアップした場合など、照合順序が「辞書順」で設定されていると、大文字と小文字は区別されません。『PCA 給与 クラウド』(緊急時用プログラムを含む)のデータベース照合順序は「バイナリ順」で、英字の大文字と小文字が区別されます。照合順序が異なるデータのやりとりの際に、大文字と小文字のみ異なるマスターが存在する場合、受入等ができない場合がありますので、ご注意ください。

≪例≫

「辞書順」では“A1234”と“a1234”は同一コードとみなします。

「バイナリ順」では“A1234”と“a1234”は別コードとみなします。「バイナリ順」で大文字小文字のみが異なるコードのマスターが登録済の場合、新規登録時、コード変更時に以下のように確認のメッセージが表示されます。

  • 新規登録の場合:コード入力欄の横に“大文字小文字のみが異なるコードが登録されています。”と表示されます。

    • 「社員情報の登録」の新規登録の場合は、下記の「コード変更の場合」と同様の確認画面が表示されます。

  • コード変更の場合:変更を確認する画面が表示されます。コードを変更する場合は、[はい]ボタンをクリックします。コード変更を中止する場合は、[いいえ]ボタンをクリックします。