トピックス
通勤手当の非課税限度額の改正について
- 更新日:2025年11月27日
- ピー・シー・エー株式会社
『PCA 給与シリーズ』をご利用のお客様各位
いつも『PCA 給与シリーズ』をご利用賜り厚く御礼申しあげます。
先日、国税庁HPより通勤手当の非課税限度額の改正について詳細が発表されました。国税庁の事前告知(通勤手当の非課税限度額の改正について|国税庁)の通り、今年度の年末調整で対応する必要がございます。
この度の法改正に対応する為、課税通勤費差額計算ツールをご用意いたしました。専用ツールの使用方法等を記載させていただきました為、ぜひご活用ください。
改正後の非課税限度額の設定方法
改正後の非課税通勤費を給与明細書に反映させるには、事前に「前準備」-「通勤費非課税限度額の登録」にて改正後の金額を登録する必要がございます。詳細な設定方法につきましては、弊社FAQにてご確認ください。
対象製品
- 『PCA hyper給与シリーズ Rev.6.60』
- 『PCA 給与シリーズバージョンDX(じまん・jimanを含む) Rev.6.60』
修正の対象となる社員
通勤のため自動車等の交通用具を使用している社員のうち、改正前の非課税限度額を超えた通勤手当を支払っている社員が対象となります。
例:片道の通勤距離が50kmの社員に、2025年4月~10月の間1ヶ月当たり30,000円(課税通勤2,000円、非課税通勤28,000円)の通勤費があった場合など。
早見表
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2025/4/1以降に課税通勤費を 支給した社員がいる
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課税通勤費差額計算ツールのダウンロードは必要ありません
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自動車などの交通用具を使用
しており、片道の通勤距離が 10km以上の社員がいる |
課税通勤費差額計算ツールのダウンロードは必要ありません
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支給項目非課税通勤費の記号は BA008で、課税通勤費の記号は BA009を使用している
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左記の記号以外の項目で通勤費を処理されている場合、 課税通勤費差額計算ツールで金額を自動計算することは できません。 お手数をおかけいたしますが、「年末調整」-「年末調 整控除項目入力」-「前職分・調整額」タブの[総支給 額からの調整額]に年間の課税合計額が改正後の金額と 合うように金額をご入力ください。 例:課税合計額を10,000円減らしたい場合、[総支給額 からの調整額]には”-10,000と入力します。 【通勤費で使用している記号がご不明の場合】 |
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課税通勤費差額計算ツールで対応可能となります。当サイトからプログラムをダウンロード・実行してください。
ご注意:非課税通勤費(記号:BA008) 課税通勤費(記号:BA009)に計算式が組まれている場合、 計算結果を反映しても良いのか弊社のツールでは判断ができかねますため、ご使用の際にはお客様ご自身でご判断ください。 |
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- ※課税通勤費差額計算ツールで対応できない場合は、恐れ入りますが、お客様ご自身で課税通勤費の差額をご計算ください。算出した差額は「年末調整」-「年末調整控除項目入力」-「前職分・調整額」タブの[総支給額からの調整額]に金額をご入力ください。なお、[総支給額からの調整額]の具体的な入力方法については、当社のFAQをご参照ください。
FAQリンク:通勤手当の非課税限度額引上げに対応するため差額を計算したので金額を入力したい。
課税通勤費差額計算ツールのダウンロードについて
下記リンクより“課税通勤費差額計算ツール”のダウンロードを行ってください。
| 対象製品 | 課税通勤費差額計算ツール |
|---|---|
| 『PCA hyper 給与シリーズ』 | |
| 『PCA 給与シリーズ』 |
注意事項 ※必ずご一読ください。
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※課税通勤費差額計算ツールをご利用する前に「ファイル」-「データ領域のバックアップ」を必ず行ってください。
※『PCA 給与』が起動していない状態で行ってください。
※複数のパソコンから同じデータ領域に対して同時にこのツールを使用することはご遠慮ください。
課税通勤費差額計算ツールの操作手順
- 上記のダウンロードリンクをクリックし、課税通勤費差額計算ツールをダウンロードします。
- ダウンロードしたzipファイルを展開します。
- ※通常、PCの「ダウンロード」フォルダに保存されます。
- ※保存場所等の仕様については、ブラウザにより異なります。
- 展開したフォルダ内の“課税通勤費差額計算.exe”を実行します。

- 複数のエディションがインストールされている場合は選択画面が表示されますので、お使いの製品を選択後、「OK」ボタンをクリックします。

ご注意
- ※“クラウド製品”をご利用の場合は“サブスク”を選択ください。
- 事前にバックアップを実行していただきたい旨のメッセージが表示されますので「OK」ボタンをクリックします。

- PCA 給与で使用されているユーザーIDとパスワードを入力し「OK」ボタンをクリックします。
- ※ログインの認証方法がOS認証の場合は、ログイン画面は表示されず“⑦”の画面が表示されます。
- ※ユーザーIDが不明な場合、『PCA 給与』のログイン画面でご確認ください。
- 2025年のデータ領域が表示されますので対象となるデータ領域を選択後に「実行」ボタンをクリックします。
- ※ログインしたユーザーIDで参照できる領域のみが表示されます。
- 調整対象期間内に課税通勤費(BA009)の支給があった社員が表示されるため、一番上に表示された社員をダブルクリックします。
- ※ご注意:当処理では、課税通勤費の金額が1円以上ある社員が表示される仕様となります。そのため、この度の法改正の対象ではない社員も表示されますが、“9”の操作で課税通勤費の正しい差額が表示されますので問題ございません。
- 各支給回の非課税通勤費(修正後)と差額金額に問題がないことを確認し「登録」ボタンをクリックします。そうしますと、『PCA 給与』の「年末調整」-「年末調整控除項目入力」-「前職分・調整額」タブの[総支給額からの調整額]に金額が反映されます。
- ※ご注意:[登録]ボタンをクリックした際、以下の画面が表示された場合は、[総支給額からの調整額]にすでに金額が登録されています。
[総支給額からの調整額(修正後)]に表示されている金額に変更される為、金額が間違っていないかしっかりご確認いただいたうえで[登録]ボタンをクリックしてください。
- ※ご注意:[登録]ボタンをクリックした際、以下の画面が表示された場合は、[総支給額からの調整額]にすでに金額が登録されています。
- [総支給額からの調整額]の金額を一覧で確認されたい場合は、「年末調整」-「年末調整チェックリスト」にて確認できます。
- 対象社員が複数名いる場合は登録後に次の社員が表示されますので、“9”と同様の操作を行います。