導入事例
株式会社 リーフハウス 様

多くの現場をかかえる住宅建設会社にも最適。現場別の原価集計を迅速に処理する『PCA建設業会計V.7』。消費税8%対応を考慮し『PCAクラウド』を採用
株式会社リーフハウスは、福井県を中心に展開している住宅建設・設計・リフォーム会社だ。30年以上の実績を持ち、高品質で低価格の住宅は人気を呼んでいる。そのため年々工事数は増え、従来の会計システムを見直す必要が生まれた。そこで導入されたのが『PCA建設業会計V.7』+『PCAクラウド』だ。ゼネコン向きと思われがちな『PCA建設業会計』を、地域密着型のハウスビルダーでも有効活用できる事例といえるだろう。
導入の狙いと効果
- 導入の狙い
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- 現場別の原価集計表を出したい。
- 『PCA会計』+「Excel®の工事台帳」の二重の手間を省きたい。
- 会計事務所へ送付するデータをペーパーレス化し、データでの確実なやり取りを行いたい。
- 導入の効果
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- 『PCA建設業会計V.7』によって現場別の原価集計が可能になり、現場での予算管理も可能に。
- 『PCA建設業会計V.7』でデータを一括入力。入力の二度手間を解消。
- 『PCAクラウド』によって、会計事務所とデータを共有。リアルタイムで会計データの確認ができる。
導入システム
- PCAクラウド イニシャル’0’プラン(Type2 2CAL) ※1
- PCA建設業会計V.7 for SaaS
※1:2012年10月に、『PCA for SaaS』から『PCAクラウド』へ名称を変更いたしました。
導入企業とプロフィール

株式会社 リーフハウス
資本金 | 2,600万円 | 社員数 | 34名 |
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主業種 | 建設業 | ||
業務内容 | 注文住宅建築業 | ||
所在地 |
(本社)〒918-8232 福井県福井市荒木別所町7-8 (敦賀営業所)〒914-0803 福井県敦賀市新松島町1-26 ヴァンヴェールB (家の森展示場)〒910-2147 福井県福井市成願寺町10字 | ||
設立年月日 | 昭和60年2月18日 | ||
URL | http://www.leafhouse.jp/ |
導入前の課題と運用
現場別での原価集計を可能にしたい
株式会社リーフハウスでは、以前から『PCA会計』が導入され、勘定科目を同社の会計基準に応用させて利用していた。建設業のため工事台帳も必要となる。そこで工事台帳はExcel®を用いて作成していた。つまり『PCA会計』+『Excel®の工事台帳』という2つの入力業務が発生し、時間もかかっていたと経理主任 加納和子氏は当時を振り返る。
「私が入社するまでは工事台帳も手書きでした。Excel®によってかなり効率は上がりましたが、お陰様で当社が手掛ける物件数も年々増え、この2重の入力作業では追いつかないと判断したのです」(加納氏)
他にも、一般の会計ソフトでは現場別の原価集計ができない点も強く改善したかったという。同社の場合、住宅を建設しているため現場の数そのものが多い。実際に工事現場にいる現場責任者にとって、現場の支払いの流れは見えづらいのが現状だ。
「未払金がどれだけ残っているか、予算はあといくらあるかというデータを、現場別に時間を取らずに集計できる方法を模索していました」(加納氏)

経理主任
加納 和子 氏
選定のポイントと導入までのスケジュール
確実な現場別集計の実現、クラウドの価格設定が決め手に
そこでPCAの販売パートナーから『PCAクラウド』『PCA建設業会計』があることを聞き、さっそく検討に入ったという。①未成工事支出金など確実に現場ごとの集計が出せる点、②クラウドならバックアップの不安が解消でき、会計事務所ともリアルタイムで情報を共有できる点などが決め手となり導入を決定した。
「他にも導入を決めたポイントはあります。第一に『PCAクラウド』 のコストは魅力的でした。月々の利用料だけで済みますし、いつでもやめることもできます。またPCAの営業の方のお話を聞いているうちに、今までの課題が確実にクリアできると実感できました。実際にその通りで、満足して利用しています」(加納氏)
昨年、『PCAクラウド』+『PCA建設業会計V.7』を導入。導入時はサポートセンターを大いに利用したという。
「当社の場合、特殊な勘定科目があり、売上の計上も当社独自のルールを用いているため、はたしてサポートセンターの方に当社の事情が伝わるか心配していました。しかし実際には心配無用で非常に丁寧に対応してもらい、アドバイスも的確でしたね」(加納氏)
導入後の効果
現場での予算管理、原価集計を一目で把握できる『PCA建設業会計V.7』
『PCA建設業会計V.7』の導入によって、当初の課題であった現場別管理は非常に有効に活用されている。現場別の原価台帳の出力作業がはやくなり、出力されたものは現場責任者に渡しており、現場責任者からは現場のお金の流れを一覧で確認できるのは非常に助かるとの声が寄せられているそうだ。
「現場での予算管理ができるようになったのは大きいです。工事原価要素別集計表は、工事原価を材料費や経費などの要素ごとに集計できるだけでなく、予算額との対比も出力できます。どの業者にいくら払ったのかという業者別の集計も可能です」
工事関連帳票ホームを自由に設計できる帳票工房の機能も使われており、なかでも科目別工事一覧表は各現場での工事未払い金残高が一覧で確認できるため、業者への支払いの際に利用されている。国土交通省に提出する工事経歴書についても、『PCA 建設業会計V.7』への毎日の入力を行っていれば、簡単に作成できる。
一般会計システムからの移行時には、データを再入力する箇所もあり、特に工事情報処理のための登録作業は正直苦痛だったそうだ。しかし約1年間使用し、現場ごとの重要な集計結果をボタン一つで出せるようになって、改めて導入して良かったと感じているそうだ。
「『PCA建設業会計V.7』は経理部門以上に、工事現場での予算管理や支払いの確認に大きな力を発揮しています。経理部門の効率化も大事ですが、現場から依頼されたものを迅速に提出できることに、より効率化の意味があるようにも思います」(加納氏)
『PCAクラウド』なら消費税アップ時のバージョンアップも無償
『PCAクラウド』は本社と会計事務所で利用されている。会計事務所側は当初、クラウドの導入に対して積極的ではなかったそうだ。そこでクラウドの導入費用は同社が負担し、かつPCAが直接指導を行うことで、導入を決意。現在はリアルタイムで会計情報を共有している。
同社の場合、膨大な数の設計図面を保管しなくてはならず、経理関係の書類はなるべくデータ化し、ペーパーレス化を進めたい意向もあったそうだ。
またクラウド導入のメリットとして、今後予定されている消費税アップへの対応もあげられている。『PCAクラウド』はバージョンアップやメンテナンスの費用が月々の利用料に含まれている。そのため2014年度の消費税8%への移行の際にも、バージョンアップのメールがPCAから利用者へ届き、ダウンロードすれば自動的に8%で集計される。また手入力で5%と設定することも可能だ。
「『PCAクラウド』の次元の高いセキュリティを知り、バックアップ機能など震災対策としても利用できると考えました。またサーバーなら容量は決まってしまいますが、クラウドなら追加料金で済むのもポイントだと思います」(加納氏)
『PCA建設業会計V.7』」はゼネコンだけでなく住宅建設会社にも使いやすい
約1年間、『PCAクラウド』+『PCA建設業会計V.7』を利用してきた加納氏は、改めて次のような感想を持ったという。
「かなり複雑な建設業会計にも対応できる『PCA建設業会計v.7』に対して、じつは最初、ゼネコン向きのソフトかもしれないという不安がありました。しかし1年間使ってみて、当社のような地域密着型の住宅建設会社にとっても非常に便利なソフトだとわかりました。当社独自の計上方法についても、少し応用を効かすだけで対応できていますし、必要な機能だけを使うことで、当社よりも規模の小さな建設会社や住宅会社でも非常に使いやすいソフトだと思います」(加納氏)
また経理や建設業会計に詳しくなくても、すぐに操作になれるようなわかりやすさも『PCA建設業会計V.7』の特徴だと加納氏は評価している。




リーフハウスでは、「高品質・低価格」の新世代木造住宅供給システム認定のジャーブネット「新世代ハウス」を、今回さらにエコ住宅仕様の「Haruno」として好評発売いたしております。
「Haruno」の住まいは、現代的で落ち着きのあるフォルムと、シンプルで明るい色調が、新しいなかにも、いつまでも飽きることがないモダンなデザインの住まいを提案いたしております。また、高耐震・高耐久・高規格の強い基本設計と合わせて、断熱を強化し、より良い住みやすさをお届けします。福井の気候にあった、木の温もりのある住まいを、低価格でご提案いたします。

今後の課題と展望
『PCAクラウド』の堅牢なセキュリティシステムを知ったことで、今後は『PCA給与』もクラウドで利用しようかと検討しているそうだ。
一般的に給与事務を担当しているのは、女性が多い。企業の中には経営者と血縁関係のある人に任せるなど、簡単に代替要員が見つかりにくい部門でもある。同社もそのような事情があるため、クラウドを利用することで、自宅などからも給与処理ができる方法を検討している。
このように事務作業の合理化を進め、少しでもサービスに還元していきたいと語る加納氏。「当社は、合理的で新しいことをどんどん取り入れていける風土があります。住宅建設事業においても、30年の長期保証サービスをご用意するなど、良いと思われるものはどんどん取り入れてきました。今後もリーフハウスで建ててよかったと思われるような家づくりに努力していきます」(加納氏)
インタビュー後の動向
「今後の課題と展望」にあった『PCA給与クラウド』の導入であるが、取材後、「思い切って2014年1月から『PCA給与X クラウド』『web給金帳』を導入しました」と加納氏より連絡をいただいた。
「お陰様で、給与明細をPCか携帯のどちらか希望する方へデータで送信することができるようになりましたので、各営業所の代表者が明細書を取りに来るという手間もなくなりました。
また、個人個人が自分のデータを持っておりますので、源泉徴収票などが必要な社員はいつでも自分で印刷できるようになりました。
私個人としては、明細を印刷して封筒詰めする手間も省けましたし、住民税の合計も一目で確認できますので、かなりの時間短縮となりました。」(加納氏)
様々な導入事例をまとめたガイドブックをはじめ
各製品の資料も是非ご覧ください。
ピー・シー・エーから一言
『PCA建設業会計クラウド』をご利用いただきまして誠にありがとうございます。
経理部門だけでなく工事部門でもお役に立てて幸いです。予算と支払いの可視化ができることでお金の流れが把握できて助かるとのお声を工事責任者の方からもいただき、嬉しい限りです。
今後も『PCA建設業会計』から出力されるデータや帳票が工事収益の向上となるための情報源となればと思います。
消費税対応というキーワードでクラウドをご選定いただいたとのことですが、消費税対応版の提供以外にもバージョンアップ費用・保守料等も月額費用に組み込まれておりますので、ご安心してご利用いただけると思います。
導入時作業について、開発担当者からもコメントさせていただきます。
『PCA建設業会計クラウド』をご利用いただきまして誠にありがとうございます。
一般会計からのデータ移行で苦労されたそうでお手数をおかけいたしました。今後のソフト開発で、データ移行時の負担を、より軽減できるように改善してきたいと思います。
また、インタビューの後日談として『PCA給与Xクラウド』のご導入レポートもいただき、誠にありがとうございます。
2台同時接続までの『Type2』はお試しいただきやすいエントリーサービスですので、月額差額3,850円(税込)のリーズナブルな価格で給与のサービスもご利用いただけたかと思います。
会社PCやバックアップデータなどは不要で、最低限の資料だけを持ち帰ればご自宅がオフィスに早変わり!
これまで以上に在宅勤務がしやすくなると思いますので、新しい業務スタイルのご提案ができればと考えております。
なお、PCAでもBCP対策のために給与・人事管理はPCAクラウドを使用しております。
引き続き、『PCAクラウド』シリーズのご愛顧のほど宜しくお願いいたします。