導入事例

株式会社カネヒコ 様

株式会社カネヒコ 様

『Xシリーズ』へのバージョンアップにより、利用する機能範囲が増加することで業務処理スピードが比例して向上。入力業務ではミスの発生を抑制。

秋田市を中心に、多方面からのオフィス環境のサポートを行っている株式会社カネヒコ。ハード・ソフトも含めたネットワーク環境の構築や、各種OA機器の修理、事務用文具の販売など同社の取り扱っている商品は幅広い。同社はPCAパートナーとしての顔も持っており、PCAソフトを熟知した企業だ。昨年『PCA会計』『PCA商魂』『PCA商管』をそれぞれ『Xシリーズ』へとバージョンアップした。この1年間で見えてきた『Xシリーズ』の効果を伺った。

導入の狙いと効果

導入の狙い
  • サーバーが古くなり、『PCA商魂』の動作が遅くなった。
  • 売上伝票を迅速に検索したい。
  • Access®データとの連携を容易にしたい。
導入の効果
  • サーバーを一新し、『Xシリーズ』へとバージョンアップ。
  • サーバーの更新と『Xシリーズ』へのバージョンアップによって、売上伝票の検索時間を大幅に短縮。
  • 『Xシリーズ』ではAccess®データも容易に取り込め、他のソリューションソフトとの連携も可能。

導入システム

  • PCA商魂X with SQL (15CAL)
  • PCA商管X with SQL (15CAL)
  • PCA会計X システムA

導入企業とプロフィール

株式会社カネヒコ様

株式会社 カネヒコ

資本金16,000,000円従業員数10名
業務内容OA機器販売、修理
所在地〒010-0966 秋田県秋田市高陽青柳町17-64
創業昭和47年2月1日
設立年月日昭和47年6月1日
URLhttp://www.kanehiko.co.jp/
企業説明

株式会社カネヒコでは、お客様のますますの発展のため、全力でオフィスづくりのお手伝いをいたします。

オフィスに関わることであれば、ハード、ソフトに関わらず、納入後のサポートやメンテナンスもしっかり対応しています。

お客様が本業に集中できるよう、OA機器の管理等煩わしいことは当社へお任せください。

バージョンアップ前の運用と課題

サーバー更新とともにいっせいに『Xシリーズ』へ

株式会社カネヒコでは15年以上前からPCAソフトが利用されてきた。同社代表取締役の阿部大助氏は、先代から同社を継承する以前はSEとしての経験を積み、現在、同社はPCAパートナーとして、秋田市内のエンドユーザーの声にダイレクトに対応している。

同社では昨年6月にサーバーを更新。それに伴い『PCA会計』『PCA商魂』『PCA商管』を、それぞれ『Xシリーズ』へとバージョンアップした。約1年間、実際の業務で『Xシリーズ』を使用したことで、改めて様々なメリットが見えてきたそうだ。

株式会社 カネヒコ 代表取締役 阿部 大助 氏
株式会社 カネヒコ
代表取締役
阿部 大助 氏

バージョンアップ後のメリット

売上伝票の検索スピードが向上

バージョンアップ後の1年間で、もっとも劇的に変わったことは「検索スピードの速さ」だと阿部氏は評価する。

「当社では、過去の売上伝票のデータは期を区切らずにどんどん蓄積させています。というのは、当社の場合、販売している商品の数や種類が非常に多くて細かく、年度ごとの更新では領域を切り替える必要があり、するとさらに検索に時間がかかってしまいます。そのため『PCA商魂』を導入した平成10年以降の売上伝票のデータをすべて蓄積しているのですが、バージョンアップ以前は、売上伝票の検索に約1分程度の時間がかかっていました。しかし、バージョンアップ後は、わずか数秒で検索結果が出てきます※1」(阿部氏)

売上伝票の検索時間の短縮には、サーバーの更新ももちろん影響していると考えられる。それに加えて『Xシリーズ』は以前のバージョンに比べ、検索の仕様そのものを大きく見直したことで、検索速度の向上も図っており、これらの要因が合わさり驚くほどの検索スピードの向上という結果が得られている。

毎日のデータのバックアップにおいても、同様に時間が短縮できており、以前は2、3時間かかっていたが、現在は2台のパソコンのバックアップの合計時間は数十分で済んでいる。

Access®データの売上を『PCA商魂X』に容易に取り込める

同社はコピー機のメンテナンスも行っている。各オフィスで使用されているコピー機のカウンター料金の売上については、Access®で集計し、それを汎用データとして『PCA商魂X』に取り込んでいる。

「受入パターンを使用することで、1つずつ項目を紐付けして取り込めます。Access®側の調整が不要で、出力したものを取り込むだけなので便利ですね。『Xシリーズ』になってから画面も見やすくなったことから、連動の設定がしやすくなった感じがします。現在はこのAccess®データとの連携だけですが、PCAソフトは他の関連ソリューションとの連携についても柔軟性があります。また『PCA商魂X』のデータはCSV形式で出力をすることも容易なため、今後もいろいろと応用を効かせた運用ができるのではないかと考えています」(阿部氏)

コードの打ち間違いのミスも解消

実際に会計や売上を入力している事務スタッフからは、伝票入力画面がわかりやすく、入力の手間が軽減できるよく考えられた設計になっているところが便利だと実感しており、「ミスが減る」という安心感が生まれたそうだ。
例えば『PCA会計X』の場合、よく利用する機能として「振替伝票入力」がある。入力時、「勘定科目」「部門」「摘要」などの項目は、2行目以降が上段と同じ内容であれば、エンターキーでコピーしてくれる。入力箇所が減れば、それだけミスも無くなり、エントリー業務も早く終わる。

「バージョンアップ直後は、ファンクションキーの変更もあったため、事務スタッフたちの間でもつい打ち間違えることはありました。しかし1年間も使うとすっかり慣れています。PCA以外のソフトを使ったことがないスタッフも多く、他社ソフトとの比較はできないのですが、スタッフの総意としては、バージョンアップしたことで、より効率的に業務を行えています」(阿部氏)

※1:速度の結果については、(株)カネヒコ様の環境下での体感速度となります。PCAが保証する速度ではございません。

<取扱商品>

デジタルフルカラー複合機
デジタル複合機
パーソナルコンピュータ
パーソナルコンピュータ用周辺機器
ソフトウェア
デジタル家電
各種OA機器
オフィス用スチール家具
事務用文具
各種修理・メンテナンス
ネットワークの設定及び保守

【環境対策】

株式会社カネヒコは、販売会社として地球環境保護に協力できるよう平成11年7月1日に環境対策実施要綱を作成し、これにそって営業活動をしています。

◆基本理念
環境保全を全世界の緊急課題と認識し、この問題の解決に向け、全社員の英知を結集し、全社を挙げ行動します。

◆行動規範
社会の一員としての責任を認識し、あらゆる行動に対して、Reduce(無駄遣いをなくす)、Reuse(再使用する)、Recycle(再利用する)の3Rを規範として取り組みます。

◆推進体制
社長直属の係として、環境対策係を設置します。

◆具体的な活動
電子資料回覧実践により、紙資源での社内資料を削減します(紙資源の消費削減、ごみの減量化)
紙資源を使用する場合は、再生紙、ミスコピーの裏紙を優先的に使用します(紙資源の消費削減、ごみの減量化)
お客様に対し、エコ商品を積極的に提案します(塩ビ製品の使用削減、紙資源の消費削減、ごみの減量化)
再生可能商品に関しては積極的に回収し、メーカーの再生活動に協力します(塩ビ製品の使用削減、ごみの減量化)
グリーン購入品目を拡大します(環境への負荷軽減)
Energy Star適合商品を中心に販売します(環境への負荷軽減)
不要な電気はこまめに消します(省エネルギー)
アイドリングストップを実践します(省エネルギー、Co2、Noxの削減)
社用車購入時はLEVか否かを検討項目とします(省エネルギー、Co2、Noxの削減)
資源ごみの分別回収を徹底します(資源リサイクルへの協力、ごみの減量化)
構築システム概要

今後の課題と展望

大量かつ細かな商品をどう管理するか

『Xシリーズ』へのバージョンアップによって、よりスムーズに業務を推進できるようになった同社だが、まだまだ機能を使いこなせていないのが現状だと語る。
『PCA商魂』『PCA商管』『PCA会計』は連携させることで、データの自動反映など便利に使える特徴を持っているが、同社では現在、『PCA商魂』『PCA商管』と『PCA会計』の連携は行っていない。

「なかなか時間が取れず、仕訳データの連携テストができておりませんが、データを再利用すれば、再入力の手間が省けるだけでなくミスも減り、データ自体の信頼性も向上します。業務効率のためには次の課題であると考えています。」(阿部氏)

同社の場合、取り扱っている商品の種類と数が多いという事情もある。文具についてはシャープペンの替え芯のような細かな商品も含まれ、事務用紙も1枚ずつ値段が違う。加えて文具は毎年商品が入れ替わるため、1度しか使わない商品コードも発生し、在庫管理や商品管理は複雑になりがちだ。

「商品コードについては、削除や修正するのは難しいというイメージを持っていたのですが、「使用区分」を『禁止』にするという設定を先ほど知ったので、今後、使っていきたいと思います。このようにソフトの機能をまだまだ使いこなせていないというか、本当は便利に使えるのに、知らないままでいる部分が多いのでしょうね」(事務スタッフ)

PCAパートナーとして、PCAソフトのアドバイスも提供

現在、同社では目下の課題として、これまで蓄積された売上や仕入データの管理を検討している。

「例えばA社に3年前に販売したPCの型番など、そのような細かな情報も含めたデータを、なんとか『PCA商魂X』『PCA商管X』に上手に取り込み、かつ迅速に確認できるようにしたいのですが、やはりデータが重くなるため、今、最善の方法を模索中です」(阿部氏)

PCAパートナーでもある同社では、文具の配達やOA機器のメンテナンスなどを依頼されたときに、その顧客先で使用されているPCAソフトの使い方もアドバイスしている。

「文具を届けに伺った際に、お客様から、『ちょっとここを教えてよ』ということで、その声に対応させていただいています。主にフリーフォーマットの手直しや、バージョンアップによって変わった点などをお伝えしていますが、中には『Xシリーズ』をかなり使いこなしておられるお客様もおられます。当社はPCAのサポートセンターを利用することも多いのですが、PCAスタッフの対応は非常にわかりやすく、当社のスタッフからの評価も高いです。今後も今までのノウハウを活かしながら、お客様の快適なオフィス環境に役立てる企業でありたいです」(阿部氏)

ピー・シー・エーから一言

  • PCA コメント

    『PCA Xシリーズ』をご利用いただきまして誠にありがとうございます。また、バージョンアップしていただくことで業務効率化が改善されたとのこと、お役に立てて何よりです。

    過去データを取り込んだ際のレスポンスにつきましては、システムツールの「データベースの保守」でメンテンスを行うことにより、ある程度改善する可能性がありますので、お試しいただければと思います。

    また、取引先に対する情報であれば、取引先マスターにコメントを入力する機能を拡張しており、最大2048文字までが入力可能です。

    それでもデータが多い場合は、参照するだけの別領域を作成することで、エントリー業務への支障は軽減できるかと思います。一度、運用上でこういった対応が可能かお試しいただければと思いますが、併せて、一領域でも大量データを管理できるような改善を検討していきたいと考えております。

    なお、『PCA Xシリーズ』は、バージョンアップだけでなくリビジョンアップでも機能改善を盛り込んでおりますので、常に最新リビジョンをご利用いただき、新しい機能の効果をお試しいただければと思います。消費税率8%改正も、対応版がリリースされた時点で適用いただければすぐにでも運用が始められますので、ぜひ「自動アップデート」をインストールしてご利用ください。

様々な導入事例をまとめたガイドブックをはじめ
各製品の資料も是非ご覧ください。