消費税10%対応版『PCA Dream21販売管理モジュール』 『PCA Dream21販売予算モジュール』『PCA Dream21仕入・在庫モジュール』プログラム不具合のご案内

平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
弊社ソフト『PCADream21販売モジュール(Rev5.00)』『PCA Dream21販売予算モジュール(Rev5.00)』『PCADream21仕入・在庫モジュール(Rev5.00)』にて、特定の条件の伝票や帳票において正しいデータが反映していないことがありました。

お客様には大変ご迷惑をお掛けすることをお詫び申しあげます。

誠に恐れ入りますが、以下のサイトから修正プログラムのダウンロードとインストール、また【対応方法】でご案内している操作を行っていただくようお願いいたします。

【現象】

  1. 見積伝票、受注伝票および販売出荷伝票
    Rev5.00へのアップデート作業工程の一つであるPCA Dream21管理者メニューの「データ領域の更新」を実行した時、既に入力済みの請求先が設定された得意先の見積伝票、受注伝票、販売出荷伝票において、Rev5.00で追加された税コードが不適切に設定されてしまう。

    その結果、該当の伝票を画面に呼び出すと明細の[税区]に税コードが[F0 免税]と表示される。

  2. 上記に該当する伝票を基に作成する受注伝票、販売出荷伝票および売上伝票

    「基本情報の設定」-「販売、仕入・在庫」タブ-[販売]の [基伝票参照時の消費税]が[基伝票の消費税を使用]の場合に、基伝票の不正な税コードがそのまま設定されてしまう。

  3. 月次実績データを元に作成される帳票

    Rev5.00へアップデート後に入力した売上伝票、仕入伝票の登録内容が月次実績データに反映されない。

    月次実績データを元に作成される帳票は以下になります。

    販売モジュール:当月実績の照会、月次実績の照会、月次売上表、比較売上表
    販売予算モジュール:予算実績対比表、予算実績推移表
    仕入モジュール:当月実績の照会、月次実績の照会、月次仕入表、比較仕入表

  4. 伝票を引用して作成した売上伝票・仕入伝票

    見積伝票・受注伝票・販売出荷伝票に非課税と税抜の商品が混在する場合、その伝票を基に売上伝票を作成すると、伝票外税額が正しく計算されないことがあります。
    また、発注伝票を基に仕入伝票を作成する場合も同様の条件で現象が発生します。

    発生条件
    1.見積伝票・受注伝票・販売出荷伝票・発注伝票において、非課税明細と税抜課税明細が入力されていて、非課税明細より前に税抜課税明細が存在する。
    2.1の伝票を基にした、売上伝票・仕入伝票を登録する。

  5. 消費税端数切上げが発生した売上伝票・請求書および支払明細書

    消費税計算時の端数処理で切り上げが発生した場合、売上伝票(納品書)、請求書、および支払明細書の消費税額に1円の誤差が生じる場合があります。

    売上伝票での発生条件
    1.「前準備」-「基本情報の設定」の「売上時の内税商品の消費税計算」を初期値から「請求先に従う」に変更した場合(当Rev5.00で追加した適格請求書等保存方式用の設定)
    2.「前準備」-「得意先の登録」の「消費税通知」が「納品書毎」
    3.上記2.の「消費税端数」が「切上げ」か「四捨五入」
    4.売上伝票の登録で消費税計算を行った結果、端数切上げ処理が発生した時
    上記1.~4.をすべて満たした場合

    請求書での発生条件
    1.「前準備」-「得意先の登録」の「消費税通知」が「請求書一括」
    2.上記1.の「消費税端数」が「切上げ」か「四捨五入」
    3.「請求」-「請求書」で消費税計算を行った結果、端数切上げ処理が発生した時
    上記1.~3.をすべて満たした場合

    支払明細書での発生条件
    1.「前準備」-「仕入先の登録」の「消費税計算」が「支払明細書一括」
    2.上記1.の「消費税端数」が「切上げ」か「四捨五入」
    3.「仕入締」-「支払明細書」で消費税計算を行った結果、端数切上げ処理が発生した時
    上記1.~3.をすべて満たした場合

    返品等のマイナスの消費税は、消費税端数「切捨て」の場合、切上げされます。この場合も現象の発生条件に該当します。

【対象ソフト】

『PCA Dream21販売管理モジュール (Rev5.00)』

『PCA Dream21販売予算モジュール(Rev5.00)』

『PCA Dream21仕入・在庫モジュール(Rev5.00)』

【対応方法】

≪ご注意≫パッチの適用前には、万一に備え、データのバックアップを実行してください。

  1. 既にRev5.00にリビジョンアップされたお客様の場合
    修正プログラムを適用したパソコンにて、管理者メニュー「データ領域の更新」の実行を再度行っていただくことにより、不適切に設定された税コードが修正されます。

    • ※【現象】2.に該当する伝票の税コードは修正されません。各伝票の明細の[税区]を正しい税コードへ直接修正していただく必要があります。

    • ※【現象】3.の場合は該当の期間を指定した月次実績の再計算を行う必要があります。
      販売モジュール:「売上」-「月次実績の再計算・削除」-[月次実績の再計算]
      販売予算モジュール:「売上」-「月次実績の再計算・削除」-[月次実績の再計算]
      仕入モジュール:「仕入」-「月次実績の再計算・削除」-[月次実績の再計算]

      ※【現象】4.に該当する伝票の伝票外税額は修正されません。各伝票の明細の消費税を再計算するような操作(例えば明細のどれか1つで数量を変更する)を行っていただき修正していただく必要があります。

      ※【現象】5.に該当する消費税額は修正されません。
      売上伝票の場合、明細の消費税を再計算するような操作(例えば明細のどれか1つで数量を変更する)を行っていただき修正していただく必要があります。
      発行済みの請求書・支払明細書を正とする場合、対応は不要です。再度本締めを行うと消費税額が変わってしまう場合があります。
      発行済みの請求書・支払明細書を訂正する場合、再度本締めを行って請求書・支払明細書を発行し直してください。

      問題の発生したデータを確認するツールをダウンロードで入手し実行することにより【現象】5.に該当するデータが確認することができます。

  2. これからRev5.00にリビジョンアップされるお客様の場合

    Rev5.00へのアップデート作業工程の一つであるPCA Dream21管理者メニューの「データ領域の更新」を実行する前に、必ず修正プログラムの適用を行っていただいたうえで、PCA Dream21管理者メニュー「データ領域の更新」の実行を行ってください。Rev5.00で追加された正しい税コードにて設定いたします。

  • ★ 修正プログラム適用後にPCA Dream21管理者メニュー「データ領域の更新」で実行を行った後には、データバージョンが“3.27001”となります。全データ領域を対象に実施をお願いします。

  • ★1、2何れであっても、修正プログラムの適用は、アプリケーションサーバー、および全てのクライアントパソコンにて必要となります。お手数をお掛けしますが、修正プログラムの適用をお願いいたします。

【修正プログラム】

※修正プログラムのダウンロードファイル名「D215007251.exe」

※修正プログラム「PCA Dream21 1.0-5.00 アップデート 9550-5.00-006」

修正プログラムのダウンロードはこちらから (exe file 8,756 KB)

修正プログラムの適用方法はこちら (pdf file 430 KB)

【現象5.データ確認ツールプログラム】

※データ確認ツールプログラムのダウンロードファイル名「D2150023535.exe」

データ確認ツールプログラムのダウンロードはこちらから (exe file 252 KB)

データ確認ツールプログラムの使用方法はこちら (pdf file 514 KB)