導入事例

株式会社モリックスジャパン 様

株式会社モリックスジャパン 様

『PCAクラウド』導入によるBCP対策への安心感・月次決算のスピード化・勤怠管理の客観的電磁的記録を実現。そしてそのオフィスを、実際に顧客に見学・体感してもらう。

企業のワークシステムの効率化を提案している株式会社モリックスジャパン。同社はPCAの販売パートナーでもあり、PCAのソフトやシステムをわかりやすくお客様へ伝えるために、自社そのものをショールーム化し公開している。実際に同社を見学したお客様からは、PCA導入後の業務をイメージしやすいと人気だ。BCP対策や月次決算のスピード化にも『PCAクラウド』が大きく役立っていると評価している。

導入の狙いと効果

導入の狙い
  • 万が一災害が発生した場合でも大事な給与データや会計データを守りたい。
  • 自社内の業務をよりスムーズに効率化したい。
  • PCAの販売パートナーとして、PCA製品の品質をより多くの人に知ってもらいたい。
導入の効果
  • 『PCAクラウド』の厳重なセキュリティ、高度なDR対策によって大事なデータを守ることができる。
  • 『PCA会計X クラウド』の仕訳伝票の承認機能、『PCAクラウド』の最新データの共有化、勤怠管理システムと『PCA給与X クラウド』の連携で業務に確実性を加え、スピード化も実現。
  • 自社のオフィスを希望者に公開。勤怠管理などは実際の使用風景を見てもらうことで導入後の業務をイメージしてもらう。

導入システム

  • PCAクラウド イニシャル”0”プラン (Type6 3CAL)
    • PCA会計 クラウド
    • PCA給与 クラウド
  • PCA商魂 with SQL (2CAL)
  • PCA商管 with SQL (2CAL)
  • PCA人事管理 with SQL (2CAL)
  • Zaion'nex ※1
  • 就業管理クロノス ※2
  • テレタイムX-F ※3
  • Webレコーダー ※4

※1:『Zaion'nex』、2)『就業管理クロノス』、3)『テレタイムX-F』、4)『Webレコーダー』は、クロノス株式会社の製品です。

導入企業とプロフィール

株式会社 モリックスジャパン

株式会社 モリックスジャパン

資本金1,200万円従業員数44名
主業種卸売業
業務内容システム機器、オフィス家具、事務用品の販売、保守・メンテナンス、システム開発
本社所在地〒680-0912 鳥取県鳥取市商栄町203-6
創業/設立昭和21年1月15日/昭和32年2月11日
URLhttp://www.morrix.co.jp
企業理念私たちは人にやさしい快適環境を創造し、未来をデザインするヒューマン企業です。

導入前の運用と課題

重要な給与や会計データを万が一の災害から守るために

昭和21年に創業した株式会社モリックスジャパン。広く山陰地方一帯の企業へオフィス用品の販売だけでなく、システム開発や導入支援など先進のワークシステムを提案している。鳥取市内の本社以外にも倉吉市に支店を構え、ソフトウェア開発や文具販売のグループ企業も有している。

同社では以前からPCAソフトをオンプレミス環境で利用していたが、万が一の事態を想定したBCP対策(事業継続計画)が課題だったと語る。

「当社の場合はかなり以前からBCP対策を検討していました。しかし具体的な有効策を見つけることができないままだったのですが、東日本大震災が起こりBCP対策は一刻を争うものだと再認識しました。そこで『PCAクラウド』に注目しました」(代表取締役社長 田井智氏)

「災害があった場合に社員が最も困るのは給与関係です。また会計データについても税理士側が持っているのは年間データですから、毎日の細かな会計データを確実に残しておきたいと考えました。BCP対策の問題点を洗い出していく中で、これらを解決できるのは『PCAクラウド』だと考え検討を始めました」(総務部 部長 尾崎昭夫氏)

株式会社 モリックスジャパン 代表取締役社長 田井 智 氏
株式会社 モリックスジャパン
代表取締役社長
田井 智 氏
株式会社 モリックスジャパン 総務部 部長 尾崎 昭夫 氏
株式会社 モリックスジャパン
総務部 部長
尾崎 昭夫 氏

選定のポイント

何重にも策を講じたDR(ディザスター・リカバリー)対策

BCP対策として『PCAクラウド』を検討し始めたからには、そのセキュリティ対策には大きく注目したと語る。とりわけデータセンターを関東・関西の2拠点に設置している点に同社は興味を持ったそうだ。

PCAでは関東と関西それぞれにデータセンターを設置しており、いずれも震度6強相当の地震に耐えうる高度な免震設備や、大規模停電時にも対応できる自家発電システムを装備している。2013年からは各データセンター内で保管していたバックアップデータを、関東から関西のデータセンターへ、あるいは関西から関東のデータセンターへとバックアップ専用回線経由で複製して保管している。

テスト導入によって『PCAクラウド』をお客様へ勧める確信が持てた

充実したDR(ディザスター・リカバリー)対策はとても魅力的だったが、同時に『PCAクラウド』導入については処理時間のスピードが気になっていたそうだ。

「『PCAクラウド』の良さ、とりわけデータセンターの信頼性や厳重なセキュリティ対策は実はよく理解していたんです。ただしクラウドである以上レスポンスが気掛かりでした。当社は自社内だけでなく販売店としてお客様にも『PCAクラウド』を勧めたいと考えていたので、事前にテスト導入を行いました」(尾崎氏)

テスト導入を実施したところ、事前に心配していたようなレスポンスの遅さを感じることはなかった。そこで『PCAクラウド』を導入。現在は自社内では『PCA会計X クラウド』『PCA給与X クラウド』を運用しており、実際に業務の質をアップさせる効果が出ている。またお客様の中にも『PCAクラウド』を導入した企業がすでにあり、今後その数をさらに増やそうとしているところだ。

導入後の効果

承認機能を利用して見落としのないスムーズな承認作業に

『PCAクラウド』によって自社内のBCP対策の課題は一つクリアできることになった。

「これで万が一の災害発生時でも大事なデータを守るという環境は実現できました。これに加えて他の様々な効果も得られました。そのひとつが承認作業のデジタル化、システム化です」(尾崎氏)

『PCA会計X クラウド』の仕訳伝票発行・チェックリストでは「基本情報の登録」でそれぞれの承認階層と承認権レベルを関連付けることができる。紙の伝票に印鑑を押すのと同じように画面上に承認印を付けることができ、上長は未承認の仕訳伝票を絞り込んで出力できるため大事な承認作業を見落とすことがない。

「承認時間そのものは紙の頃と大きくは変わらないのですが、デジタル化することで見落とすことがなくなり、『PCAクラウド』によって権限を設定したうえで必要な社員同士で必要な情報を共有できるようになった点も大きいです。また頻繁な税制改正によって注意が必要になる給与処理も『PCA給与X クラウド』にしたことで安心感が加わりました。」(尾崎氏)

『PCAクラウド』のXシリーズでは、自動アップデート機能によって最新のプログラムを自動更新できる。そのため毎年の税制改正にも対応しやすく、確実な給与処理を行いやすい。とりわけ尾崎氏は『PCA給与X クラウド』で税制改正などをいち早く通知する案内機能を高く評価している。

月次決算のスピード化で、営業の次のアクションを起こしやすい

『PCAクラウド』導入による効果として、月次決算のスピード化も挙げられ、それが営業会議の限られた時間を有効に使う効果に結びついている。まずクラウド化によって複数の社員が数字を共有し確認しやすくなった。また仕訳チェックリストで承認をシステム化でき、毎月の仕訳データをはやく税理士に送ることも可能になった。

「月次の数字を締めてから1週間で月次報告ができるようになりました。以前なら営業会議の場で数字を知る状況でしたが、今はそれぞれが数字を把握したうえで営業会議にのぞんでおり、その場で次の対策を打ちやすくなりました。業務の質そのものを濃くできていると思います」(田井氏)

『PCA会計X クラウド』はExcel(R)データへの変換も容易にできる。その特徴を活かして月次の決算や予算などのデータをExcel(R)で加工し、そのデータをサーバーに置いて公開し、社員がいつでも数字を確認できる環境も作っている。

「『PCA会計X クラウド』『PCA給与X クラウド』はそれぞれExcel(R)変換が容易でデータに加工しやすいです。以前使用していた他社ソフトではAccess(R)変換だったので使いづらく苦労してましたが、今は必要なデータをExcel(R)で柔軟に作成し実際の業務へ役立てています」(尾崎氏)

お客様に自社のオフィスを公開。PCA導入後のイメージをつかんでもらう

PCA製品を活用した同社の業務の効率化は、PCAを検討しているお客様にとっても大変気になる部分だ。そこで同社では自社のオフィスをお客様に公開して、勤怠管理や給与処理の一連の流れや『PCAクラウド』を利用した会計処理などを実際に見てもらうようにしている。

「例えば当社は社員証のICカードをテレタイムにかざして出退勤管理を行っていますが、言葉だけではわかりにくいので、実際にICカードをかざすところから見てもらいそれがどのように記録され『PCA給与X クラウド』で処理されるのかを体感してもらっています。承認方法も同様に見てもらっています。お客様からは『勉強になりました』『部長を連れてくればよかった』など100%前向きな反応をいただきます」(尾崎氏)

「勤怠管理はどこの企業でも課題になっている部分ですし、働く時間の管理は社会からも注目を集めている部分です。」(田井氏)

タイムレコーダーを使用する様子
タイムレコーダーを使用する様子
本社外観
本社外観
構築システム概要

今後の展望と課題

同社では今後『PCA商魂X』『PCA商管X』『PCA人事管理X』も『PCAクラウド』へ移行し、その機能を業務へ活かしていきたいと語る。同社にはPCAソフト全ての認定インストラクターがおり、PCAの製品もサービスも熟知している販売パートナーの1社だ。

「PCAの担当者は経理や総務の知識がとても高いので、こちらの意図もよく理解してくれ安心です。ソフトウェアメーカーと販売店という関係ではなくて、本当の意味でパートナーとして一緒によい仕事をしています」(田井氏、尾崎氏)

同社はソフトウェア開発のグループ会社も持ち、働く人間がもっとも働きやすい環境を今後も提案し続けていきたいと語る。

「今後もPCAと力を合わせながら、働く人間のためになるオフィスの効率化、ワークシステムの効率化を実現していきます」(田井氏、尾崎氏)

株式会社 モリックスジャパン HP
株式会社 モリックスジャパン HP

ピー・シー・エーから一言

  • 営業部 コメント

    平素弊社の製品をご利用いただきありがとうございます。

    自社でご利用いただいているメリットを生かしていただき、実際の御社での運用をお客様へご提案いただくことでより具体的にお客様も導入後の運用イメージが湧いてくるのだと思います。

    今後も末永くご利用いただけますようお願い申し上げます。

  • 『PCA会計』開発チーム コメント

    『PCA会計X クラウド』をご利用いただき誠にありがとうございます。

    クラウドの導入や仕訳伝票の承認機能などが、業務の確実性の向上やスピード化を実現するための一助となれていることをうれしく思います。

    これからもより効率的に、より安心して使用していただける製品を目指してまいります。

    これからもご愛顧のほどよろしくお願いいたします。

  • 『PCA給与』開発チームコメント

    『PCA給与Ⅹ クラウド』をご利用いただきありがとうございます。

    就業管理クロノスとの連携や、汎用データの作成をご活用いただいていることを大変うれしく思います。

    今後も業務の効率化のお役に立てるように努めてまいります。

    引き続きPCA製品をご愛顧のほどよろしくお願いいたします。

様々な導入事例をまとめたガイドブックをはじめ
各製品の資料も是非ご覧ください。